【不食】 稲葉耶季『食べない、死なない、争わない』の内容を詳しくご紹介!【要約】
2020年6月14日
この記事は、稲葉耶季(いなばやすえ)さんの『食べない、死なない、争わない』(マキノ出版)の内容を簡単にまとめたものです。不食(食べないで生きていくこと)をテーマにした著作です。
ポイント- 食べないで生きていくこと、少食で生きていくことに関心のある方にオススメ。
- 本の概要を知りたい方向けに2000字~3000字程度にまとめました。
どんな本なの?
・元横浜地裁/沖縄地裁判事(裁判官)、元・琉球大学教授などの経歴を持つ稲葉耶季さんによる不食本。(2015年著)。
・5か月間の不食経験があり、現在はビーガンで玄米採食を少量食べる生活を送っている。
・不食に関心のある人に向けてその魅力的な体験やメカニズムを発信し、また一不食者としての生き方について語っている。
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食べない、死なない、争わない
≪書籍の要約について≫
常体・敬体は本文に従っています。
記事内の見出しには独自のものを設定する場合があります。
不食に関する記述のみ要約しています。
できる限り本文と同じ語を用いて要約しています。
はじめに(序文)
こんにちは、稲葉耶季です。本書を手に取っていただきありがとうございます。私は現在、インド中央部の仏教大学設立プロジェクトにアドバイザーとしてかかわっています。また昨年(2014年)はインドのビハール州にあるお寺で修行していました。
父母は牧師であり私もクリスチャンでしたが、学生時代に仏教に強く惹かれ、お寺を尋ねては瞑想に親しむような子でした。その後大学を卒業し、都庁に就職したり、地方裁判所の判事などを経験しながら、合間を縫って瞑想会を開いたり、世界各地を旅しました。
もともと私は少食でしたが、いろいろな体験を通じてしだいに食べる量が減り、一時は5か月間、水以外はとらない不食の生活をしました。その後は一日に少量の玄米ごはんと野菜などをとる超少食で過ごしています。
本書タイトルはものものしく感じられるかもしれませんが「こうしなさい」「こうあらねば」という主張ではありません。あくまで「誰かの参考になるかもしれないからお伝えしたいな」ということをまとめただけ。関心のある人にお読みいただけたら幸いです。
食べないほうが幸せ(1章より)
最近、不食というテーマが注目を集めています。2014年に出版された『食べない人たち』(マキノ出版)という本が話題になり、たいへん多くの人に読まれているそうです。弁護士の秋山佳胤さん、鍼灸師の森美智代さん、思想家の山田鷹夫さんの3名による共著です。
不食は「修行目的で食欲をがまんする断食とは違って、楽しくて快適」という山田さんのおっしゃる通り、私も実践して心身ともに快適でした。5か月でやめてしまったのは4キロほど痩せてしまったから。本当に食物が要らないなら痩せないはず、と思い中断しました。
現在の食事は、少量の玄米、野菜、海藻、果物などです。実践上のポイントは「食べないほうが気持ちいい」をしっかり味わうこと。そうすると我慢ではなく食べない心地よさを自然に選べるようになります。自由にへらしたり増やしたりしながら、少しずつ進めばよいのです。
不食は無理するものではなく、私のように引き返すのも適切な選択でしょう。私はふたたび不食を目指していますが、むやみに人にすすめるつもりはありません。おいしいものを食べることは大切な楽しみだし、人付き合いの重要なツールでもあります。
不食のメカニズム(1章より)
今の私の基本的な食事内容は1日200~300キロカロリー程度。現代栄養学の論理で言えば、私のような食事を30年も続けていると、とっくにやせ衰えて死んでいるはず。しかし私は今のほうが元気で、ほとんど病気をしていません。全身に筋肉もしっかりついています。
しかしこれは非論理なことだとすると、たとえば草食動物であるウシはみごとなどほど草しか食べませんが強固な筋肉や骨を維持しています。それは「腸内細菌」によるもの。草食動物は元素の中核となる量子の数を変換するメカニズム(生体内原子転換)を持っているようです。
短絡的に「カルシウムを取ったからカルシウムが増える」「たんぱく質をとったら筋肉が増える」というものではなく、バクテリアの助けを借りて原子転換します。実際、青汁だけで生きる森美智代さんは草食動物のような腸内バクテリアの構成になっているそうです。
不食の出会い・縁・これから(1章より)
琉球大学の講義で私のところによく質問に来ていた大学院生が、偶然にも不食の弁護士として知られる秋山佳胤さんのところで司法修習生として指導を受けることになったのです。
いつかお会いしたいと思っていたところ、2011年、旅先のアマゾンの奥地のカヌーごしに偶然すれ違います。帰国後、秋山さんの事務所を訪れる機会が到来し、同じ法曹界の人間ということもあって意気投合。来日したブレザリアンのジャスムヒーンさんのセミナーに一緒に参加もしました。
最近、私は超小食の一日1食でも食べた後におなかが重たく感じるようになってきました。これは「そろそろ食べなくてもいいよ」という合図かなと思っています。私は「食べてもよいし、食べなくてもよい」という自然で自由な食のスタイルを目指して不食への道を進むつもりです。
以上、『食べない、死なない、争わない』の要約記事でした!
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