ホ・オポノポノって?「ありがとう・愛してる」で人生を好転させよう!【スピリチュアル】

SITH「ありがとう」「愛しています」「ごめんなさい」「許してください」――

自分の人生が上手くいかないは過去の記憶に縛られているから。その過去の記憶を浄化するためのシンプルな方法と世界観を提案してくれるのがホ・オポノポノ

人生でトラブルが起きていたり、解決したい問題があるとき、すべて自分自身の問題と捉え、傷ついたインナーチャイルド(=潜在意識)をいたわるプロセスで現実の問題が解消させていくところが際立った特徴です。

潜在意識の浄化をテーマにした本書は、スピリチュアル色が強い一方、引き寄せ・成功哲学・瞑想などとも深く関連する内容になっていて興味深いになっています。

そこで今回はホ・オポノポノを世界観・実践例・方法の3つの観点からご紹介してみたいと思います!

ちょっとだけ人物紹介

モナ・ナラマク・シメオナ(1913~1992)
伝統的なホ・オポノポノをアレンジし、セルファイデンティティ・ホ・オポノポノ(SITH)を創始したハワイの女性。人間州宝にも選ばれた伝統医療のスペシャリスト。ヒューレン氏の師に当たる人。

イハレアカラ・ヒューレン(1941-現在)
ユタ大学で修士号、アイオワ大学で心理学教育の博士号を取り、心理学者や教育者を育成する学校の校長に就任。1982年に41歳のときにモナとオ・オポノポノに出会う。

合理的なものの考え方に慣れていたヒューレン氏にとって、話すことに根拠がないモナを最初なかなか受け入れられませんでした。しかし抗いがたい感覚に押され、決して安くない受講料を払ってモナのセミナーに参加し、やがて彼女の仕事を手伝うようになります。

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ホ・オポノポノって何?(世界観)

海辺

400年以上前からハワイに伝わる問題解決法。「完璧な(ホ・オ)目標(ポノポノ)」を意味するハワイの言葉で「完璧な目標を目指して、修正すること、誤りを正すこと」。

(私たちの人生において)物事が完璧でなくなる原因は、潜在意識の過去の記憶が再生・投影されてしまうためと捉えます。病気・事故・挫折・不幸などの過去の忌まわしい記憶が、人生に反映されて不幸が引き起こされているいうのがここでの考え方。

そのような記憶をすべてクリーニング(浄化)していくための考え方と方法がホ・オポノポノなのですが、心についての構造と潜在意識についての理解が重要なので、この2点について見ていきましょう。

精神の構造論

ホ・オポノポノ

ホ・オポノポノでは、意識(精神)の構造は「セルフアイデンティティ」と呼ばれます。

上の図は、本書p.61より作成したものであり、顕在意識を母(ウハネ)、潜在意識を子(ウニヒピリ)、そして神聖なる知能と潜在意識を結び付ける(仲介する)ものは超意識とされ、ハワイでは父(アウマクア)と呼ばれています。

それぞれの内容を簡単にまとめると以下のようになります。

顕在意識(ウハネ)
私たちが自覚可能な意識や認識のことです。ホ・オポノポノでは、潜在意識に働きかける自覚的な働きや意図のようなものを主に指しているかと思われます。

潜在意識(ウニヒピリ)
自動的に立ちがある感情や記憶を持つ意識領域のことです。インナーチャイルドとも呼ばれ、慈しむべき対象であり、顕在意識によって(記憶の変換に)導かれる存在です。

なおここで言うインナーチャイルドとは、子どもの頃の記憶のことではありません。潜在意識を慈しむべき子どものように取り扱うイメージであり、潜在意識・記憶を指しています。愛くるしい子どもや自分の妹や弟のように考えて良いそうです(p.122)。

超意識(アウマクア)
潜在意識と神聖なる知能を結び付ける役割を持つものです。潜在意識から上がってきた願いを整えて、神聖なる知能に上げ、またそこから降りてきたインスピレーションを経由する役割を持ちます。

神聖なる知能
インスピレーションを与えてくれたり、記憶のクリーニングを行ってくれる、自分の内側に存在する、神聖な知性。

潜在意識について

潜在意識というのはふつう、主に成功哲学で用いられる自覚できない心の深層領域を指し、多くの場合、個人的な心の深層部として理解されます。

一方ホ・オポノポノでは「宇宙が創生されてからのすべての記憶にアクセス」して「瞬間瞬間膨大な記憶を立ち上げている」(p.17)ものであるとし、集合的無意識(もしくはアカシックレコードのようなもの)と接続しているという考え方が背景にあるようです。

クリーニングという技法によって潜在意識の記憶を消去※していくことで、最終的に神聖なる知能と一体化し、本来の人間にあるべき生き方に立ち返ろうとするのがホ・オポノポノの目的にっています。

※記憶の消去という表現が本文中で多々ありますが、忘れるという意味ではなく、感情的な執着が消えるというぐらいの意味で捉えたほうがよさそうです。

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どんなふうに実践するの?

方法

クリーニングのやり方についてお話しする前に、本書で触れられている具体的な事例をご紹介しつつ、ホ・オポノポノがどんなものかというイメージをつかんでいただけたらと思います。

暴力が蔓延した障害者施設をクリーニング

ヒューレン氏がモナのところを訪れてホ・オポノポノを学び始び始めてから1年後。彼は犯罪を犯した精神障害者の収容施設で働いてほしいと頼まれ、スタッフとして勤務し始めました。

そこは収容者であふれかえり、7年近く収容されたままの収容者が多数。施設内では常に暴行事件や騒動が起きる有様でした。

クリーニングの基本的な態度は「そこで起きていることの原因はすべて自分にある」と考えること。暴力や病的な収容者の存在はその人たち自身の問題では決してなく、すべてヒューレン氏の(自分の)責任であると捉えるところにあります。

自分の責任なのですから、それはクリーニングしなければなりません。そうして彼が絶え間なくクリーニングし続けると、次第に施設内の雰囲気に変化が表れ始めます。

収容者は穏やかになって手錠や足枷を外せるようになり、テニスやジョギングなどの活動まで許可されるようになりました。7年かかって退院していたところが、4~5ヵ月程度で退院できるようになり、最終的にその施設から収容者は一人もいなくなったそうです。

心理学では、カウンセリングにあたって、相談者が抱えている問題にどう対処するかを考えます。患者の中に問題があると考えるのです。

しかし、ホ・オポノポノでは、問題はあくまで自分自身の中にあると考えます。ですから、自分の中をクリーニングします。原因は、すべて自分にあるのです。

p.49

クリーニングできる範囲

自分自身を中心として世界を捉え、起きている出来事はすべて自分に責任があると考えるホ・オポノポノでは、クリーニングの対象に直接出会う必要はありません。

たとえば、会ったことのない人でもその人の名前がわかればOKですから、遠く離れたところからでもクリーニングが可能。

また、すべての存在はクリーニング可能であり、それが建物であっても、「会社」というような概念的なものであっても同様です。問題が起きているのならすべて自分の責任ですから、国・政治のような大きな問題から、身近な他者のような日常的な問題までクリーニングします。

以上のように外的なものが選ばれる一方で、ふつうはインナーチャイルドを中心に自分自身の感情や記憶が選ばれます。子どものような、人格的で愛を注ぐべき存在として想定され、クリーニングが行われます。

では具体的にクリーニングするとはどのような方法なのでしょうか。

クリーニングの方法って?

クリーニング

あらゆる問題は自己を根源として起こっていて、ゆえに潜在意識のクリーニングが必要です。その方法はどのようなものでしょうか?3つほど見ていきましょう。

4つの言葉で浄化する(p.114)

ホ・オポノポノでは4つの言葉をとても大切にしています。
ありがとう(Thank you)
ごめんなさい(I’m sorry)
許してください(Please forgive me)
愛しています(I love you)

これらの言葉は文字通りで、深い意味はありません。難しく考えることなく「愛しています」などと言うだけでよいのです。気持ちを込める必要はなく、感情を実感する必要もなく、ただこれら4つの言葉を使ってクリーニングしていきます。

たとえば、心臓に問題を抱えているとすると、その問題を引き起こしている記憶に対して抵抗していたり、嫌悪していたりします。そうすると問題が拡大する一方ですから、そういった記憶に対して「病気としてみせてくれてありがとう」と感謝の言葉を口にしていきます。

また、怒り・ヤキモチ・妬みなどのネガティブな気持ちが湧いてきたときには、「愛しています」などと言います(p.191)。インナーチャイルドに話しかけ、「私たちがなぜこのことで苦しんでいるのかわからないけれど、これは手放そう。愛しているよ」(p.192)と言う方法もあるようです。

インナーチャイルドのケア

顕在意識(自覚できる自分自身)が、こんなのは嫌だとか、不運だとかネガティブな思考をして自分を愛さないでいると、潜在意識(インナーチャイルド)は顕在意識に情報を送らなくなり、ますます問題が大きくなります。

子が親に何を言っても嫌われるのなら落ち込んで心を閉ざしてしまうでしょう。それと同じで、インナーチャイルドも母親たる顕在意識の愛情を信じられないとき、相互に交流が無くなるのです。

そのケアの方法には以下のようなものがあります。ぜひ実践してみましょう。

  • インナーチャイルドの頭をやさしくなでます。常に気にかけて、大切に慈しむように。(p.125)
  • やさしくハグをして撫でて、愛情を込めて、抱きしめてあげます。(p.125)
  • ときにお風呂に入れてあげたり、ご飯を食べさせてあげたり、話し合ったりします(p.134)

まとめ

人生のトラブルや解決したい問題をすべて自分自身の責任と捉え、インナーチャイルドをいたわるプロセスで現実の問題が解消させていくのがホ・オポノポノでした。

  • すべての原因は自分にある
  • シンプルな方法でクリーニングできる
  • 内なる感情から外的な物質まで何でもクリーニングできる

なおホ・オポノポノでは、ブルーソーラーウォーターやシーポートなどのクリーニンググッズもあります。スピリチュアルでは数字・色・特定のアイテムに対して特別な力を認めるものは多数ありますが、ココブロでの取り扱いの範囲を超えていますので割愛しています。

ともあれ他のスピリチュアルや成功哲学とも共通点が多数あって、決して特殊な方法ではないことが伺えますね。傷ついた内側の自分を優しくケアしていった結果、外的な世界にも好ましい変化が現れるわけですから、積極的に「愛しています」「ありがとう」を使っていきましょう!

参考文献

イハレアカラ・ヒューレン,桜庭雅文(2008)『ハワイに伝わる癒しの秘法 みんなが幸せになる ホ・オポノポノ』徳間書店.

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