【引き寄せの法則】成功哲学で引用される聖書の一節をご紹介!②

2020年5月18日

聖書

引き寄せや成功哲学など、幸福や成功を求める人たちがよく引用する聖書の言葉をご紹介する記事・第二弾!

前回記事ではロンダ・バーンネヴィル・ゴダードの著作が引用した聖書の一節をご紹介してきました。

今回はちょっと時代を遡り、成功哲学・提唱者の中でも渋めのチョイスでいってみましょう!

ポジティブシンキングを提唱した牧師のヴィンセント・ピール(1898-1993)、
成功哲学では非常に名前の知られた牧師ジョセフ・マーフィー(1898-1981)、
そして20世紀初頭のイギリスに現れた謎の作家ジェームズ・アレン(1864-1912)、

この3人が引用した聖書の一節をご紹介してみたいと思います。今回は新約・旧約聖書問わず、引用の意図がはっきりしている箇所から抜き出してみたいと思います。(前回記事と重複しているものは除いています)

今回の対象となる本
ジェームズ・アレン(2004)『原因と結果の法則② 幸福への道』(坂本貢一訳) サンマーク出版.

ヴィンセント・ピール(1964)『積極的考え方の力』(相沢勉訳) ダイヤモンド社.

ジョセフ・マーフィー(1968)『眠りながら成功する』(大島淳一訳) 産能大学出版部.

では以上3冊に含まれる8か所を、聖書の順にチェックしていきましょう。

※新約聖書は新共同訳を、旧約聖書は口語訳聖書(1955年版)のものを利用しています。

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マタイによる福音書

聖書概説
元収税人で使徒のマタイによって書かれた福音書。イエスこそモーセなどに予言された救い主だと主張し、それを示す目的でユダヤ人に向けて書いたものとされています。彼の家系への言及や、旧約からの引用が多いのも特徴です。

10章39節

自分の命を得ようとするものは、それを失い、私のために命を失う者は、かえってそれを得るのである。

アレン『原因と結果の法則②』p.138

アレンはこの本の中で身勝手さや利己心を戒めました。利己心によって欲望を満たしてもそこには苦悩が生まれるだけ。だから、見返りを求めることなく積極的に与えなさい、と述べています。

17章20節

「はっきり言っておく。もし、からし種一粒ほどの信仰があれば、この山に向かって、『ここから、あそこに移れ』と命じても、その通りになる。あなたがにできない事は何もない。」

ピール『積極的考え方の力』p.14

この著作の中でたびたび引用されるのがこの一節。からし種=ごく小さいもの という意味ですが、信仰心はわずかさえあれば、奇跡的な力を発揮できるという意味で引用されています。

25章29節

「だれでも持っている人は更に与えられて豊かになるが、持っていない人は持っているものまでも取り上げられる」

アレン『原因と結果の法則②』p.50

いわゆるタラントの譬として知られる聖書の有名な一節。

自分が持っているものや環境を可能な限り良いものに変えるなら、新しいもの・環境を手に入れる準備になる(が、今あるもの・環境を軽視すればそれすら台無しになる)という説明のために引用されています。

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ローマ信徒への手紙

※聖書概説
使徒パウロによって書かれたとされる書簡です。エルサレム訪問に際してローマの信徒たちに祈りを頼み、ローマ滞在前後に関する計画を伝えるなどの目的で書かれたもの。キリストの信仰を通して得られる救いや神の恩寵を強調しているのが本書の特徴になっています。

8章31節

もし神が私たちの味方であるならば、だれがわたしたちに敵対できますか。

ピール『積極的考え方の力』p.27

神の加護があるのだからいったい何を恐れることがあるだろうか、という意図のための引用です。

ピールはこの力強い言葉を1日10回復唱することを奨めています。

フィリピ信徒への手紙

聖書概説
フィリピの信徒への手紙(ピリピ人への手紙)は、使徒パウロによるもので、フィリピの人々から受け取った愛情や献金に対する感謝を示すために書かれたと言われています。キリスト共同体の様子が描かれていること、また喜びについて多く記述されていることが特徴です。

4章13節

わたしを強めてくださるかたのお陰で、わたしにはすべてが可能です。

ピール『積極的考え方の力』p.6

自分自身を信じられない、自分に自信を持てない、そんな人のためにこの言葉を声を出して読むことをピールは奨めています。

ヨハネの黙示録

※聖書概説
ヨハネに与えられたイエス・キリストの啓示に関する幻視を中心とする物語です。小アジアにある7つの教会へ送られたとされています。ローマ帝国の迫害にあうキリスト教会にメッセージを送りながら、キリスト教の1000年支配、最後の審判、新しい天と地の出現の預言などについて述べてあります。

3章5節

勝利を得る者は、このように白い衣を着せられる。わたしは、彼の名を決して命の書から消すことはなく、彼の名を父の前と天使たちの前で公に言い表す。

マーフィ『眠りながら成功する』p.52

患者への暗示だけで外科手術をやりこなした19世紀のインド人医師・エスデイルを紹介した際に引用した一節。暗示や潜在意識の力の不思議さと力強さをみとめながら、黙示録にある「命の書」とは、まさに潜在意識のことだと理解を示しました。

※本来「命の書」は、神に救われて天国に入ることのできる人の氏名だとされています。

ヨブ記

※聖書概説
旧約聖書の知恵文学の一書。ヨブ(Job)がサタンの試みにもかかわらず、神への信仰を堅持する姿を通して、人生における苦悩の克服と祝福の物語が綴られます。義人がなぜ苦しむかという神議論的問題が問われています。

22章28節

あなたが事をなそうと定めるならば、あなたはその事を成就し、あなたの道には光が輝く。

マーフィー『眠りながら成功する』p.113

マーフィーが断定法(アファメーション)を提案するときに、引用した一節。ある少女の恋愛がらみのトラブルを解消した方法を紹介し、トラブルが無事片付いたその不思議について、聖書的理解として引用されています。

詩編

※聖書概説
旧約聖書の第19書。希求、神への哀願、感謝、賛美、予言の賛歌や頌歌を150編収録したもので、典礼や祈祷にしばしば用いられます。

19章14節

わが岩、わがあがないぬしなる主よ、どうか、わたしの口の言葉と、心の思いがあなたの前に喜ばれますように。

マーフィー『眠りながら成功する』p.133

マーフィーが願望実現について話す際に引用した一節。願いを叶えるとき自分の言葉や思いを潜在意識(神なるもの)に差し出すことで、主観的な実感を現実にできると説いています。この本では詩編を潜在意識の法則として再解釈しました。すなわち、

  • わがあがないぬしなる主(=自分を救う神、潜在意識)よ、どうか、私の口の言葉(=自分の考え、イメージ、求めるもの)と、心の思い(=自分の感情、感動)があなた(=神、潜在意識)の前に喜ばれますように。

まとめ

前回の引き寄せの法則のときは「願えば叶う」という目的で引用されるものが多かったですが、今回は人生における態度や生き方として引用される場合が多かったですね。

実際のクリスチャンも聖書を通して励みを得ることがあるでしょうが、ノンクリスチャンも気軽に聖書に親しんでいけるといいですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。




 

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