【書籍紹介】食べない人たち・ビヨンド!不食実践家のその後!【不食】

2019年12月4日

食べない人たち ビヨンド

食事をしないで生きる3人の日本人を取り上げた『食べない人たち』(マキノ出版)。その続編である『食べない人たち ビヨンド』(マキノ出版)は、3人のその後をテーマにした本です。

前作では「不食ってあるんだよ」「こうやって不食になったんだよ」という話がメインでしたが、今回は不食を可能にしてくれる『慣れの法則』と、不食に伴うスピリチュアリティを取り上げた非常に刺激的な本になっています!

今回は本書を参考に、秋山佳胤さん、森美智代さん、山田鷹夫さんの話をスピリチュアル・「慣れの法則」・現実化(引き寄せの法則)の3つの観点からまとめていきたいと思います!

まだ前作を読んでない方・思い出したい方はこちら↓↓

※当ブログが不食を取り上げる理由

当ブログのメインコンテンツは、引き寄せの法則・ニューソートです。 幸福とは内面的なものであり、不食はそれを実現するために大いに役立つと考えられるので紹介しています。

ちなみに『食べない人たち ビヨンド』の中では、「引き寄せの法則」や「願望実現」が直接取り上げられていて、非常に接点のある内容になっています。ぜひチェックしてみてくださいね。

スポンサーリンク

秋山佳胤さん、"地獄"を体験する(p.19~)

悪魔王

今回はスピリチュアルな話がたっぷりあるので、1つずつご紹介していきます。

まずは秋山さん、現在は特許を専門とする弁護士をされています。20代のころに司法試験のための猛勉強で体調を崩したため、独学ではじめた気功によって体調を回復したという話が前作で語られていました。

しかし秋山さんにはこの間に、人には簡単に語れない“地獄"体験をしていたのです。

ようこそ地獄の一丁目へ

気功によって回復する前の秋山さんはボロボロの状態でした。司法試験に3度も落ち、弁護士への志は砕かれ、死ぬことを考え始めていました。夜も昼もない生活に不摂生がたたり、ついに意識が昏倒。肉体が溶けて魂だけが吸い込まれる感覚に飲まれていきます。

たどり着いたのは、永遠に広がる闇の世界。時間の観念も感覚も存在しなかったと言います。ただそこが冷酷で無慈悲な場所であることはすぐにわかりました。圧倒的な迫力と圧力に押しつぶされそうなりました。

絶望の、別の一面

真っ暗だった世界に目が慣れてくると、あらゆる風体をした男女が(時には異形の存在までもが)グループを為して生活しているのでした。罵り声、つんざく狂騒、吐き気を催す悪臭、恐怖と絶望の世界。永遠の行き止まりであり、出口もありません。

やがて最底辺の生活にも慣れはじめたころ。その地獄の異なった側面が見え始めていました。そこには親分子分の関係があり、強者が弱者を打ち負かす単純明快な世界。死も、病気もケガもなく、働く必要もない世界でした。

地獄の最底辺生活ではただ本音で生きればいいのだという開き直りを感じ始めたころ。突然ゲートのようなものが現れ、自分がそこから一気に何者かによって引き上げられたのです。

目覚めると、アパートの自室で

目を覚ますと、秋山さんの友人の姿がありました。アパートで栄養失調で倒れてしまった彼を介抱してくれていました。どれくらいの時間がたったのか、秋山さん自身もわかりません。

ただ意識昏倒して夢を見ていたというレベルではなく、事実その地獄にいたのだというあまりにもリアルな体験がありました。秋山さん自身にはもはやその生々しい体験を否定することができません。

それが事実であることを示すかのように、目覚めた後の秋山さんは激変していました。すべての悩みが無くなり、毎日が幸せになり、気功を始めたこともあって、体調が回復していきます。司法試験の勉強も悠々閑々、楽しめるようになったそうです。

スポンサーリンク

森美智代さんのスピな出会いと再会(p.72~)

スピリチュアル

鍼灸師の森さんが不食になったのは、脊髄小脳変性症という難病がきっかけでした。死に至る病の途上で少食・断食・健康法を通して健康を取り戻し、難病を克服した女性です。

不食に至るプロセスで、生命のエネルギーが具現化したもの(オーラ)が見えたり、患者さんの弱っている部分に気を送ることで治療すること(ヒーリング)ができるようになったそうです。現在の森さんは鍼灸師という仕事を選び、その能力を役立てています。

医師・K先生との出会い

彼女の命の恩人であり、かけがえのない存在であった甲田医師が亡くなってしばらく経ったころ。

ロシア系ユダヤ人の血を引く老齢の医師・K先生と出会います。K先生は小さいころから霊感があり、人の心が読めたり、人を癒せたり、また臨死体験もしていたんだとか。周りから不思議がられてエンジェルちゃんと呼ばれていたそうです。

霊能力に優れたK先生は、別れ際、森さんのそばには甲田先生が見えることを教えてくれます。森さん自身もすでにその自覚があったようで、恩師の存在をいつも感じることができていたんだとか。

チャネリングで甲田先生とつながる

K先生はチャネラーとしての才能ももち、見えない存在を感じる能力もあったようです。

亡くなったはずの甲田先生がK先生のところに現れ2~3時間熱心に話し合い、「不食で世界を救おう!」と話が盛り上がったと言います。K先生はニューヨーク在住なのですぐに会うことはできませんが、もし甲田先生が現れたときはK先生から言伝してもらえるようになりました。

甲田先生からのメッセージ、その後

それから3年後、再びK先生がニューヨークからやってきて森さんにメッセージを伝えに来ました。甲田先生が望んでいることは「無農薬の野菜を使った青汁を飲みながら断食できる道場をつくること」だと言います。

森さんは突然の申し出に困惑します。そもそも、断食道場の数は少なくないですし、新たに作るにも労力も費用も掛かります。

躊躇しながらも、森さんは「できることだけのことをします」と答えたのですが、その後この話はとんとんと実現に向かっていきました。(2016年には三重県名張に断食道場"あわあわ"がオープンしたようです)

山田鷹夫さんは……

不食

スピな話を語っていません(笑)。代わりに彼の提唱する“慣れの法則"について見ていきたいと思います。

2014年に無人島での不食生活を試みた山田さんが見出した、不食の極意とでも呼べる方法です。

慣れの法則とは?

『繰り返し経験していくうちに、少食や不食が可能であることを体感的に信じられるようになってくる、その経験則』のこと。

私たち現代人は何かをいつもひっきりなしに食べていますが、そうすると時間が来ただけで食事をとり、食欲をかきたてる刺激に常にさらされているものですが、空腹とは何か、空腹はどのようなものかを知らないまま生活をしているのかもしれません。

山田鷹夫さんによれば、空腹には偽物の空腹と、本物の空腹があります。ただ食事を見ただけでおなかがすいてくるならそれは偽物であり、飢餓感を伴います。一方本物の空腹感は快感を伴うものであり、食べない時間をなるべく延ばしたくなるようなものだと言います。

偽物の空腹(偽腹)について

「おなかがすいていないのに食べたい」「おなか一杯食べたけど、まだ食べたい」という食べられないのをやめられない人の症状を東洋医学で偽腹(ぎふく)と言うそうです。

森美智代さんによれば、この症状は胃腸が荒れているために起こる症状であり、本物の空腹感ではありません。これを防ぎ改善するには、甘いものを控えること・小麦粉の摂取を控えること・食物繊維の多いものを控えること、が有効だそうです。

※食べてしまう理由の補足
少食や不食へ進んでいこうとするプロセスで妨げになるものは、「偽腹」だけではありません。

本書では山田さんは無人島生活を送ったときのことが書かれてありますが、ヒマをもてあまし、つい食べてしまったこともあったとか。 ニセの空腹だけでなく、「ひまな時間」にも気を付けたいですね。

食べない人たちは引き寄せ体質!

因果関係はわかりませんが、不食とスピリチュアリティは何かしらの関係があるみたいですね。

本書では面白いことにに願望実現についても触れられていますので、ピックアップしておきましょう。

秋山さん、引き寄せの法則を語る(p.57~)

人生の中でいやな出来事に遭遇したり、不快な過去にしばられていることの少なくない私たち。

罪悪感にせよ、被害者意識にせよ、それに囚われていたらこんなもったいないことはないよ、と秋山さんは教えてくれます。そこで彼が勧めるのは過去の書き換え。

過去をただなぞるのではなく、理想通りに書き換えてしまいます。たとえば自分の父親がひどい人であったにしても、記憶の中でそれを理想的な人物へ書き換え、自分の希望通りの楽しい体験をリアルに再体験することです。

このイメージ発想法は現在「引き寄せの法則」と呼ばれていると彼は言及していますが、過去の書き換えと言えばネヴィル・ゴダードの"人生を書き換える剪定ばさみ"を思い出す人もいるかも?

森さんの願望実現法とは?(p.111~)

世の中の願望実現法があり、共通しているのは「すでにその夢が現実化したかのようにリアルに想像する」こと(p.112)だと引き合いに出し、これが成功法則のカギになると言います。

そして森さんの場合は思ったことがすべて現実化するそうですが、どうも不食の人の願望実現法は少し趣が違うようで、願いの程度が「そうだったらいいな」程度も叶ってしまうそうです。

それらはうまいタイミングを見計らって自然に調整されて実現していくと言います。森さんの断食道場の話はすでに触れましたが、これも淡々と進めていくうちに偶然に良い物件を発見し、多くの人たちの協力が得られてオープンに至ったのです。

私は不食の世界にはいってから、すべてをゆだねて生きています。自分の意志を通そうとはしません。要するに、「見えない存在さん」にすべてを任せているのです。

 森美智代さん p.117

山田さん、偶然の一致!タモリにナイナイ岡村

山田さんは不食を実践するため、沖縄で無人島生活を始めました。すると一本の電話がかかってきます。そもそも無人島は圏外のはずだったにもかかわらず、電波が通じるところがあったのです。

電話の相手は間違い電話で、どうやら別の山田さんに電話をかけてしまったんだとか。その相手は「タモリさん」でした。山田さんが2004年に本を出版したときに1度会っていたそうですが、その10年後に面白いタイミングで二人は会話を交わします。

どうやらタモリさんも不食を理解し、しかも実践しているらしく「僕もほとんど食べないけれど、やせないよ。逆に太ってくるね。本当に不思議だ」(p.122)とおっしゃったそうです。さすがタモリさん。

また、無人島暮らしの『めちゃイケ』企画でロケに来ていたナイナイの岡村さんにも会ったんだとか。偶然の一致(シンクロニシティ)がバンバン来てたようですね。

まとめ

今回は、不食×スピリチュアル に焦点の当たった本をご紹介しました。正編(前著)でもスピに関する記述がいくらかありましたが、こちらの本は非常に興味深いものばかりでした。

正直、不食と現実化(引き寄せ)がこんなに近い位置にあるとは思わなかったのは驚きですね。経緯も目的もちがうし、もしかすると生き方の姿勢も違うのに、たどり着こう、進んでいこうとする方向は同じなのかもしれませんね。

“引き寄せ体質"という言葉を、私は個人的に支持しています。引き寄せというのは特定の方法はもちろんですが、そのような心と身体の状態に到達してこそパワフルに発揮されるものだと思うからです。

頭で考えていたのでは決して理解できないと不食者たちは言いますが、これは引き寄せも同じこと。意志によってのみ推し進めるのではなくて、繰り返される体験の中で自覚していき、自然に到達できる領域が存在しているのではないでしょうか。

スポンサーリンク