【悲報】怪しい自己啓発セミナーに参加した結果……

2019年7月30日

しにがみ

信じる気持ちを利用して、私欲をむさぼる自己啓発カルト。

自己啓発に参加するなら、小ぎれいな言葉でお金だけ巻き上げられたり、怪しげな教祖を崇拝させられたり、信じる気持ちをビジネスに利用されたりするリスクに常に注意しなければなりません。

この記事でご紹介するのは、大金を奪われたり、殺人事件にまで発展した国内の事件の数々。過去の事例と現在の傾向を比較しながら、自己啓発の闇の深さを実感していきましょう。

この記事を取り上げる理由
当ブログでは、ニューソート・引き寄せの法則に関する内容を肯定的に取り上げて紹介していますが、当然自己啓発セミナーやらカルトやら宗教とは、距離が近くなります。

自己啓発セミナー = 悪 ではないものの、気を付けなければならないものはたくさんある、という例を紹介する目的で取り上げました。

関連記事 ↓

スポンサーリンク

自己啓発カルトの実際

カルト宗教

自信を喪失して弱ったところに付け込まれたり、信じる気持ちを利用されている悪質なものばかり。気を付けましょう。

実際の例を3つほどご紹介します。

「強みを見つける」ことをカモにされた知人

ブログ・Dive into myselfのブログ主さん(某企業の社長さん)が、自己啓発カルトにハマった知人と再会した、というお話が紹介されています。その知人の方とは社長仲間だったのですが、すっかり辞めてコンサルタントに転身していました。

せっかく社長だったのに、なぜコンサルに?久しぶりにその人に会ったとき、理由が判明します。カルト教祖とその弟子を同伴してきたからです。カルトになった知人に話を聞くと「黒い羽根が三本、ちょうどいいところに差す」と奇妙な回答。

おまえは何を言ってるんだ…と言ってやりたいところですが、意味不明な会話は続きます。教祖様や弟子にも「強みとは何か」「どんなセミナーをやっているのか」「(仕事で)差別化するにはどうしたらいいか」など具体的な質問をしても、ろくな答えは返ってきません。

結局、ブログ主さんが「カモではない」と悟られ、教祖たちには逃げられてしまった、という話のオチです。(詳細:洗脳系自己啓発コンサルタントの実態 

10億円以上搾取されたボーカリスト

X-JAPANのボーカル・ToshIさんが自己啓発セミナーで洗脳されていたのは、大きく取り上げられたので有名ですね。

X-JAPANの絶頂的な人気とは裏腹に、金に目がくらんだ家族や友人たちとの確執に疲れ果てていたToshIさん。そんなとき、あるオーディションで出会った親身な女性Kに癒しと安らぎを感じ、やがて結婚します。

その後、妻となったKに連れていかれた自己啓発セミナーが最悪の転機となってしまいました。主催者Mに出会い、「自分はダメだ」「親兄弟が憎い」「X-JAPANは諸悪の根源」という考えを埋め込まれてしまい、暴力と恫喝で次第に洗脳が進んでいったようです。

バンド脱退のラストライブ後も、セミナーに金を巻き上げられ続け、消費者金融に借金もしていたとか。同セミナー主催者や妻への不信感からようやくセミナー団体を抜け出すことを決意。ここまでに12年もの歳月を要してしまいました。(詳しくはexcite.ニュースにて)

受講者死亡…マルチ商法とのかかわりも

2010年、京都府の自己啓発セミナー会社で26歳だった男性が死亡しました。死者が出るケースはもちろん稀でしょうが、おそろしい話です。

4日間で18万円のアドバンスコースに出席したその男性は、3日目のダンサーに扮して踊る実習をしているさなか、動けなくなり、救急車で搬送されるも死亡してしまいました。徹底的な「しごき」が行われていたようで、それが死因であったと、男性の両親が損害賠償を求めて裁判になっているようです。

この参加者たちは、マルチ商法のディストリビューターたちであり、このセミナーに参加させられていたとか。マルチ商法と自己啓発セミナーが互いに深くかかわりあっていることがこの事件で象徴されていますね。(詳しくはやや日刊カルト新聞にて)

自分を変えたい、なんとかしたい、救われたいという切実な動機があるからこそ、自己啓発(成功哲学etc)に関心を持つもの。自分を変えるのに必要なのは信じる気持ちであり、それを利用するのがカルトだと言えます。

スポンサーリンク

信じる気持ちが利用される

祈る女性

自分の人生を向上させていくためには、多少なり「信じる」という行為が必要です。

それは恋をした時のように盲目的でありながら情熱的になるような、幸福や成功だけを追い求める「狭い視野」が必要不可欠なのです。しかしそこに付け込んで、うまい汁を啜ろうとする連中は残念ながら存在しています。

現在でも自己啓発を騙った怪しげな教祖たちが跋扈しているせいで、純粋に人生の向上を望む人の気持ちを蝕んでいます。唾棄すべき、許しがたい行為です。

しかし、そのようなことを理由に自分とその将来を信じることをやめ、ありきたりで退屈な現実を現実として受け入れるしかないのだとしら、そんな寂しいことはありません。

そもそも自己啓発は成功を志し、幸福になろうとする人のための有益なもの。サミュエル・スマイルズの自助論も、ヒルティやラッセルの幸福論も、マルクス・アウレリウスの自省録だって、まあ広めに見れば自己啓発です。

引き寄せの法則提唱者の多くの人たちだってたいていは(たいていは)まともであり、善意にあふれていて、数多くの役立つ知識や価値観を提案してくれているのです。ビジネス書御用達のニューソートは言わずもがな。

私たちはそういうものを正しく見分けるか、難しければ関わらないようにすることが得策です。

次にご紹介するのは最近の自己啓発セミナーの傾向についてです。

最近の自己啓発セミナーの傾向

偽ミナー

悪質なセミナーは、必ずしも自己啓発を騙っているわけではありません。内容は多様化しているようで、経営コンサルタント・ヨガスクール・速読・英語などのセミナーはもちろん、「引き寄せの法則」も例外ではないようです。

日刊SPA!の記事によれば、自己啓発セミナーは20世紀半ばにアメリカでマルチ商法として始まり、合宿系や、7つの法則・アンソニーロビンスなどのセミナーにつながり、近年では引き寄せの法則も含め、多くのコンテンツを持ちながら派生し続けているようです。

だから、何か学ぼうと思って参加したものがうっかりカルトセミナーだったり連鎖商法の何かだったりすると、とんでもない割を食うことになってしまいます。

ありとあらゆる種類の自己啓発があり、さらに今後はこれらが掛け合わされた内容のものが登場してくるだろう、と記事は伝えています。

英語や記憶術などのコンプレックス産業と成功術を掛け合わせる、さらにそれをアフィリエイトに落とし込んだり資格商法化するなどです。講師も脂ぎったヒルズ族系ではなく、モヤシ系だったりとすでに豊富。今後はますます、わかりにくくなっていくし、間口も広がるでしょうね。  日刊SPA! 同記事より

つまり、もう表面的には見分けが使わないわけですね。自分から進んでいくかやめるかはまだ判断する余地がありますが、人から誘われて連れていかれたら危ないセミナーでした、ということもあり得ます。

何食わぬ顔で、新入社員が「インディーズのロックバンドでベース弾きません?」と誘ってきたとします。

もしくは友だちの友だちが「無料のヴィーガン(完全菜食)のブランチを食べない?」と言ってきたり、義母が「人生を変えるような在宅ビジネスのチャンスがあるの」と言ってきたりするかもしれません。

そんな、わけの分からないオファーを受けると、終いには死んだ魚みたいな目をして、燃え盛る五芒星の回りを、血の償いをするために踊ることになりかねません。そんな人生は誰も望んでいないと思います。

「危険なカルト集団」の見極め方 lifehacker.

死んだ魚の目で、燃える五芒星の回りを踊るというのはなかなかエキサイティングですね。ぜひ遠慮しておきたいものですが、こんなふうに混沌は身近なところから這い寄ってくるから気を付けなけばいけません。

もし参加するのなら世間的に認知され、その分野でよく知られている安全なセミナーを選びたいものですが…。

そもそも"セミナー"って必要なの?

私は「自己啓発(self-help)」というのは、文字通り「自分で何とかしよう」ということではないのかと思うわけです。自分で本を読んでいてもわからないからとか、知人に誘われたからという理由でセミナーに頼ってしまったがあまり、ろくでもない結果になるリスクを抱え込むことになります。

自分の成長を志すのなら自分で学び、あれこれ考えて実践するのが醍醐味であり、おそらくベスト。そういう主体性とある種の自己責任の上でやるのであれば、自分のリスクが最も小さく、誰かに迷惑はかけることもありません。

まあ、そんなことを言いながらも、私自身も好奇心から各種セミナー・カウンセリング・座禅会・瞑想会・ヒプノセラピー、果ては占い師のところにまで行ったクチですが、まあ本当に(本当に)自分を変えてくれる人というものは、そうそうはいないわけです。

古い映画にマトリックスってありましたね。あれに出てくるオラクルとかモーフィアス的な感じの素敵な導きを期待してしまいがちですが、誰かに導いてもらえたらどれほど素晴らしいだろう(というか楽だろう)という気持ちが裏にありそうです。

私個人としてはよく知られた良書(あるいは本当に信頼できるだれか)を通して学んでいくのがいいと考えています。セミナーの隅から隅までが悪いわけではありませんが、良しあしを判断するのが難しいなら、かかわりを避けたほう無難でしょうね。

人生に幸福と成功を!(まとめ)

あれこれ問題ばかり取り上げてみましたが、それでもやっぱり、自分をなんとかしたいし、望むものを手に入れたいと思うのが私たちです。以上のようなことを踏まえてでも、ココブロでは自己啓発(引き寄せ・ニューソート)を勧めます。

出来事の良し悪しを単なる偶然で片づける現実主義の気取り屋たちに服従し、客観的事実に自己を埋没させなくてはならない理由は1つもありません。前向きな可能性や自分の潜在的な力、そして時には世間が言うところの「非現実的」なものにさえ心を開く勇気を残しておきたいもの。

人は幸福になる権利を持ちながら、それを十分に活かしていません。まして願望から目をそらしたり、明後日の方向を向いていたのでは寂しいばかり。最大公約数的な常識から抜け出して夢を叶えるには、ちょっとくらいクレイジーであるほうがうまくいきます。

常識を頭の片隅のどこかに残しながらも、恋をしたような瞳で前に進みましょう。自分の成功した未来を確信するプロセスが必要なら、それも楽しんでいけるといいですね。

参考URL

“洗脳系自己啓発コンサルタントの実態" Dive into Myself.
https://bit.ly/2JUiD4o

“HOH(ホームオブハート)に洗脳・搾取" エキサイトニュース.
https://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20140823/Techinsight_20140823_94511.html

“自己啓発セミナーで死者、法廷で明かされるASK社の実態(上)" やや日刊カルト新聞.
http://dailycult.blogspot.com/2011/06/ask.html

“怪しげな自己啓発セミナー、はじまりは70年代後半から 今後はさらに騙されやすくなる!?"日刊SPA.
https://bit.ly/2rSuRD3
(諸事情から短縮URLを使用しています)

“危険なカルト集団の見分け方"Lifehacker.
https://www.lifehacker.jp/2017/05/170527_identify_dangerous_cults.html

スポンサーリンク