【著者紹介】”思い”が人生をつくる!ジェームズ・アレンって?

2019年4月7日

父と娘

『原因と結果の法則』で知られるイギリスの作家、ジェームズ・アレン(1864-1912)。

自分の内面が環境に現れるのだと説き、人生をコントロールするために心の状態を変えていこうと提案した、ニューソートの先駆者です。

その名著は世界中で親しまれ、デール・カーネギーやナイチンゲールも読んでいたと言われています。偉大な思想家ジェームズ・アレンの生涯と考え方について簡単にご紹介していきましょう。

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アレンの生涯について

ジェームス・アレン

≪ 出典:https://en.wikipedia.org/wiki/James_Allen_(author) ≫

ジェームズ・アレン(1864-1912)はイギリスの作家。

1864年イギリスのレスター生まれ。1879年(アレン15歳のとき)彼の父は家業が失敗したことでイギリスを離れてアメリカに出稼ぎに行きますが、強盗に殺されてしまいます。父は家族をアメリカに招こうとしていたようですが、その夢は実現されませんでした。

そのため経済的に困窮し、学校をやめなければなりませんでしたが、のちに彼は私設秘書として働き始めます。1902年までにイギリスのいくつかの企業で働いた後、退職して執筆に専念するようになります。このとき彼は38歳でした。

処女作であるFrom porverty to Powerを1901年に発表し、さらにLitght of Reason(のちのThe Epoch)という雑誌も刊行します。そうして1903年、その後アレンとその妻と娘は海辺のリゾート地・イフラクームに引っ越します。海の見える静かな町であったため、彼の思索のための環境としては最適だったのでしょう。

また彼は自己を律し、より高潔で精神的な幸福を得るため、自発的に貧困に甘んじ簡素で禁欲的な生活を送っていました。夜明け前に散歩をしに出掛け、そこで瞑想を1時間ほど行いました。朝は執筆し、昼はガーデニングにのめり込み、夜になれば仲間たちと会話するのを楽しんでいたようです。

彼は引っ越してから9年後の1912年に47歳で亡くなります。この間に19の著作を書いたと言われています。

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アレンの考え方は?

進む少年

彼の考え方は、社会的成功や物質的な豊かさの獲得よりも、欲望を捨てて自分に高潔さを求め、澄んだ想いを内に湛え、思いの力を使うことで自分にふさわしい環境が現れてくるだろう、という考えを示しました。

1902年ごろに著されたAs a man thinketh(邦題:原因と結果の法則)では、仏教経典のダンパマダ(法句経)の1節が冒頭から引用されているのも印象的。仏教は(もちろん釈迦が創始した宗教ですが)苦しみを克服するための実践的な思想体系であり、心に関する徹底的な観察とそれに基づいた方法が論じられます。

瞑想(座禅)を含め、この時代にはヨーロッパ・アメリカを問わず東洋思想が広く影響を及ぼしていたことがうかがえます。

また、アレンは、ロシアの文豪・トルストイの影響を強く受けていたと言われています。執筆活動をはじめてから海辺の町・イフラクームに移ったのも、トルストイの示すような清貧で禁欲的な生活に憧れたためだったとか。

そんな父の隠居生活に付き合って、妻や娘も海辺の町に引っ越したのでしょう。生前はほとんど評価されなかったアレンでしたが、妻は彼の仕事に関心と理解があったようで、As a man thinkethの内容に満足していなかった本人に、出版するよう説得したというエピソードが残っています。

邦訳書について

原因と結果の法則

和訳本としては『「原因」と「結果」の法則シリーズ』としてサンマーク出版から出ているものが知られていますね。こちら、4巻構成になっていて番号が割り振られていますが、各巻に連続性はありません。

つまりアレンが生涯に執筆した別々の本を「同じシリーズ名+番号」というかたちで販売しているだけですから、どこから読んでもOKですし、全部読まなければいけないということはありません。対応する原書を参考までに書いておきます。

  • 1巻 As a man thinketh  1902年ごろ
  • 2巻 The path of prosperity 1907年ごろ
  • 3巻 Abobe life’s turmoil 1910年
  • 4巻 The life trimphant 1908年

初めて読むとすれば、もちろん1巻のAs a man thinkethでしょう。もっとも知られている人気のある本ですから、当ブログでも簡単に紹介しています。

実はこの著作には正式な続編があります。それがOut from the Heart (1904) 。日本語版だとの2003年刊行の『「思い」が現実をつくる』(葉月イオ訳)(ゴマブックス)になっていますので、続きが読みたい方はこちらもチェックしてみてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

参考文献・URL

ジェームズ・アレン(2003)『「原因」と「結果」の法則』(坂本貢一訳)サンマーク出版.

ジェームス・アレンとは? ジェームス・アレン・ネット

ジェームス・アレン(作家)-Wikipedia.

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