【書籍紹介】マーフィーの名著!『眠りながら成功する』 の内容を詳しく紹介!

2020年1月20日

眠りながら成功する

成功哲学の名著『眠りながら成功する』は、アメリカの牧師・ジョセフ・マーフィー(1898-1981)による著作。

タイトルだけ見れば、気の抜けた本のように思われそうですが中身はバイブル級の価値あり!ニューソートや引き寄せの書籍を紹介している当ブログでも、ものすごくオススメしたい一冊です。

  • 潜在意識に関するシンプルな説明
  • 心に関して的確な表現
  • 豊富な事例と正しい取り組み方

これらが丁寧に説明された素晴らしい本ですからでぜひ一度は読んでいただきたいですね。

この記事では本書を詳しく紹介するため、世界観・マーフィーの考え方・願望実現の方法の3つの観点からご紹介していきます!

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マーフィーの世界観は?

方法

願望実現・引き寄せで「なぜそんなことが起きるの?」という説明は、提唱者によって違います。

マーフィーが本書で提唱する世界観は“潜在意識"でした。

すべての経験は潜在意識に由来する

潜在意識は心の原理であり、「あなたの経験、出来事、状態、行為などは、すべてあなたの考えていることに対するあなたの潜在意識の反応です」(p.16)とマーフィーは捉えます。

心は意識潜在意識の二つに分けられ、意識は感覚器官を通して外界の知識を獲得し、自分自身を導くもの。

潜在意識は感情の中心・記憶の倉庫であり、直観による心の働きで、意識的な心が「うとうと」しているときに現れるものです。

この潜在意識は24時間働き続けていて、意識から受け取った考えを無批判にそのまま受容し、現実の中にこれを表出していく作用があります。だから自分の現実は、潜在意識によって作られているのだと考えていました。

“神"についてはあまり言及しない

ディバイン・チャーチの牧師であったマーフィーは他の著書では神の存在を強調しますが、本書では逆に潜在意識だけで説明します。また引用には心理学の実験、ウィリアム・ジェームズ(心理学者)、フィニアス・クインビー(精神療法家)の引用が目立ちます。

一方で聖書も頻繁に引用され、潜在意識に代わって神や無限の知性という表現もときどき出てきますので、このあたりのゆるさはニューソートっぽい感じがしますね。

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マーフィーの考え方は?

ニューソート・引き寄せは、同じ提唱者の著作によっても考え方が異なる場合があります。

本書でのマーフィーの考え方を3つほどチェックしてみましょう。

考えを変えれば、運命が変わる

願望は、意識する心から潜在意識に引き渡されて叶えられるもの。もし自分の人生にある不和・混乱・欠乏があるなら、意識の中にその考えが存在しているということ。だからそのような考えを平和・幸福・繁栄などに入れ替える必要があります。

マーフィーは端的に、次のように表現しました。

あなたの考えを変えなさい。そうすればあなたの運命を変えることになります。

p.27

感情やリラックスを重視

眠りながら成功する』というタイトルどおり、眠る前のぼんやりした状態で願いが叶っている様子を想像する/言葉にする/感情や実感を得ることを重視しているのが本書です。

思い悩んだり失敗することばかり考えてしまう人でも、眠る前のうつらうつらした状態なら、潜在意識が最も多く露出する(p.132)ため、葛藤が少なく、願望を妨げる否定的な考え方が出にくくなります。

ニューソートから引き寄せまで、こんなにもリラックスや感情・実感にこだわったのはマーフィーとネヴィル・ゴダードくらいかも。またマーフィーは、失敗の原因は力み過ぎであったり、意志の力を使おうとし過ぎることにある(p.126~)とも指摘しています。

※余談
余談ですが、引き寄せで知られるエイブラハムは、波動の整理や信念の架け橋という方法によって、意識が覚醒した状態でも自分の考え方・信念を変えていく方法を提案していますが、マーフィーはこれとは逆のアプローチをとっていると言えそうです。

ゆるしを強調する

マーフィーのゆるしは「相手の健康・幸福・平和・喜び、その他人生のあらゆる恵みを祈ってやること」です。

仕返しをしないとか、好きになるとか、道徳的な話云々ということではなく、あくまで自分の現実を創り上げていくための観点を忘れてはいません。

人を許すということのポイントは他人のために祈ることは実際のところ自分のために祈っているのだということ。自分の考えや感情の主人が自分であると理解しているのなら、批判に傷つかずその人たちのために祈ることができ、その祈りは自分への祝福となると言います。

誤った感情を抱けばそれが環境に表われ、自分を傷つけ貶めてしまう。マーフィーに限らずニューソート・引き寄せではこの点を強調します。

人に対する態度や内心で抱く気持ちは人生に現れてくるのだから、憎しみや嫉妬や怒りを手放す(許す)ことで、まず自分を自由にするのです。

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潜在意識で現実化するためのテクニック!

祈る男

本書では、願望実現法が1つの章にまとめてられ読みやすくなっています(第6章)。

あれこれ試して効果を実感できるように、3つの前提と、6つの方法を取り上げることにしましょう。

願望を実現する3つの前提(p.95~100)

願望実現法に共通するテクニックは複数ありますが、その前提はまとめると3つになります。

十分なリラックスをしよう

ベッドに横になるか、イスにゆったりと座り、完全にくつろいで、注意力や思考を止め、静かな受動的な気持ちになるところから始めます(p.100)。本書タイトルの『眠りながら』とは、うとうとした、ぼんやりした心地よい状態のこと。

この状態に至らないと「本当に叶うのだろうか」「大丈夫だろうか」と思考に邪魔され効果が得られない可能性もありますので、ぜひ取り入れていきましょう。

全幅の信頼をしよう

ここでは潜在意識が思考内容を受け取り、願望を実現すると捉えます。潜在意識でなくても、神でも無限の知性でもなんでも構いませんが、自分に絶対に手を貸してくれる自分を超えた存在に(それを想定して)全幅の信頼を寄せることです。

自分が願いを叶えるのではありません。自分がやるべきことは明確な願望を持つだけ。それを一定の手続きによって潜在意識に引き渡す(p.95)ことによって願いが叶えられるのだ、という受け身になって任せるやり方が大切です。

すでに叶っていると感じよう

これも現実化の重要なポイントですが、マーフィーは明確に何度も繰り返します。望んでいるものを想像の中に創り上げたり、言葉にしながらまさに今叶っていると実感しましょう

このプロセスでイメージを心の中で受容し、そのイメージ・光景に対して完全に同意する心の状態に至らなければなりません。十分脱力して、潜在意識への信頼のもと、願望が確実に達際されることを予見しつつも、喜びや安らぎの感情が伴うことが大切です(p.98)。

願望を実現する6つの方法

リラックスして、潜在意識に任せて、すでに叶っていると感じること――この3点を踏まえたうえで、具体的な方法を見ていきます。

視覚化

イメージングビジュアライゼーションとも呼ばれるポピュラーな方法ですね。リラックスしつつ願いが叶った場面を心に思い浮かべ、その様子を実感していきます。

心の中のイメージは「希求するものの実体であり、目に見えないものの存在を示す証拠(p.99)」だとマーフィーは捉えました。

ただ思い浮かべるだけでなく、自分が映画の中の主人公としてストーリーの中でいきいきと動いているのを想像するのも効果的であり、マーフィーはこれを心の映画法と呼びました(p.100)。

アファメーション

断定的な言葉を宣言することで実現する方法です。(※本書中では断定法、肯定法、終了テクニックの項目に分かれています)

リラックスして眠りに近い状態になり、「(好ましくないものが)終わろうとしている」「(良いものが)実現している」などと言葉にしていきます。

次のような長い祈りの文句も使った人もいました。「妹のキャサリン……彼女の潜在意識の中の歪んだ考えの型はすべて、音もたてずに静かに取り除けられ、消滅させられ……完全な調和と健康を取り戻してくれる治癒力の川に対して開かれ、またそれを受け入れております」(p.107)。

また男性におしかけられて困っていた少女が用いた方法は宣言は次のようなものでした。「私は〇〇さんを神に向かって解放してやります。……私も自由で彼も自由です。私はいま、自分の言葉が無限の精神に入っていき、それが実現してくれることを命じます」(p.113)

ボードワン法

フランスのルソー研究所のシャルル・ボードワン教授によって提唱された方法として紹介されています。暗示の対象となるような考えを圧縮して、すぐ記憶に刻み込まれるような簡単な文句にまとめ、それを子守歌のように何度も何度も繰り返すことだ」(p.102)としています。

遺言状に関する訴訟に疲れてしまった女性が状況を好転させるため、自分の願望を六語の文句に圧縮しました。つまり、

“It is finished in divine order."(神の秩序に従って、このことはもう終わってしまったのだ)

The Power of Subconsciousness Mindより抜粋
対訳:本書p.102より抜粋

というもの。これを繰り返し、11日目の朝に幸福感と実現している感じを受けました。その日のうちに彼女の弁護士からの電話があり、相手方が示談を望み、訴訟がとり下げられたのでした。

感謝法

リラックスした状態で、すでに受け取っていることに対する感謝の念と言葉を口にすることで実現する方法です。

経済的に困窮している男性が、「神様、私の富に対して感謝します」(Thank you, Father, for my wealth.)をリラックスした状態で繰り返し続け、感謝の念を感じるようになって3週間後、20年も会っていなかった昔の雇い主に出会ってお金を貸してもらい、新しい地位までもらったという話が紹介されています。

理づめ法

精神療法家のフィニアス・クインビーが用いた方法として紹介されました。クインビーは誤った信念が病気をつくると考えていて、患者の信念を修正するために、理論を戦わせ、根拠のない恐怖、間違った信念などを患者に納得させたそうです。

そのように理づめ(理屈で押し通すこと)とその理解によって納得することで現状を改善しようとする方法です。

絶対法

神の性質や属性について観想する方法です。神は全能であり、無限の知恵であり、絶対の調和であり、美であり、無限の愛であり――というふうに考えていきます。この祈り方で多くの治癒が起きていると、マーフィーは伝えています。

この本をどう読めばいいか(まとめ)

今回は『眠りながら成功する』の内容をご紹介してきました。

マーフィーによる本書は、願望実現に関する核心的な内容が極めて端的に表現されていて、ニューソート・引き寄せの中ではバイブル的な存在として広く知られている本ではないかと思います。

絶対に注目しておきたいポイントは、

  • リラックスしたうとうとした状態で、
  • 言葉やイメージを用いて、
  • すでに得られた・現実のものとなっていると感じ、
  • その時の気分や感情を十分に味わう

この4つでしょう。これは強調してもしたりませんね。

意識的に懸命に努力するより、潜在意識・神・無限の知性が叶えてくれるのだから、自分の仕事は願いをはっきりさせて任せ、委ねることだけ。このあたりはスピリチュアリティをどのくらい受け入れられるかというのが試されますが、"潜在意識"なら抵抗が少なさそうです。

また、許せない誰かを真剣に許そうと向き合うことで心の中にある考え・感じ方を変えて、人生を変えていくことができる許しの方法も含めて、学ぶべることがものすごく多いので、何を読むかに迷ったらぜひ本書はご一読ください!

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参考文献

ジョセフ・マーフィー(1968)『眠りながら成功する』(大島淳一訳)産能大学出版部.

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