ジェームズ・アレンの『原因と結果の法則』の内容を詳しく紹介!

2019年6月22日

原因と結果の法則

1903年に出版された『原因と結果の法則』は成功哲学の祖・ジェームズ・アレン(1864-1912)による著作。

思いの力"によって人生を切り開けることを説き、多くの人々を勇気づけてきました。

ナイチンゲール、デール・カーネギー、稲盛和夫のような著名人たちにも愛読され、のちの米国のニューソート運動にも影響を与えた名著。

今回は、自分の内面こそ環境に現れるのだと説いた本書『原因と結果の法則』(サンマーク出版)の内容をご紹介していきます!

※本書の原題はAs a Man Thinkethです。

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「原因と結果の法則」の内容をチェック!

アレンの考え方の核となるのは以下のポイントです。

1.  環境の力ではなく、自分の思考によって自己が形作られる

2. 自己の内面・思考こそ環境に現れる

これを踏まえて、彼の考え方を5つに整理しました。

環境は自分の思考を反映している

アレンは自分が考えていることが自分を創り、さらに環境や状況に影響すると考えていました。

人は思考の主であり、性格を己で形づくり、自分をコントロールするなら、状況や環境や運命を自分で作り出していくことができる。

経験と自己分析によってこの法則を見いだすことができるだろう。自覚的か無自覚かにかかわらず、その結果を自分で「収穫」していくことになる――それが彼の考え方でした。

人生の内面は外面と調和している

人の心は庭になぞらえることができ、知的に洗練されているか、放置されているのかでは全く異なった人生を生み出します。

人生における外的状況は常に内面状態と調和的関係にあるため、人生や環境で起こる様々な状況は「人格を構成する特定の要素のあらわれ」としての表現。そして求めるものが手に入るというより、自分と同じようなものを引き寄せると指摘しています。

卑しい人間には卑しい環境が現れる

良い思考は良い結果をもたらし、悪い思考は悪いものを生み、心に悪徳を許すなら、苦しみが付き従います。

動物的な思いを抱いて肉欲的な生き方する人間には、不愉快な苦難に満ちた環境が現れることでしょう。また、恐怖や疑いを持ち、臆病な生き方をする人間には、不誠実で汚れた貧しい環境が現れます。

また、敵意に満ちた思いをもって他人を非難する生き方をするなら、敵と不安と恐怖に満ちた環境が現れることになるのです。

穏やかさと高潔な人格を求める

気高い人間は、自制があって穏やかで、平和な想いと慈愛と思いやりに満ちています。

自分をコントロールして穏やかさを保てば、成功はもたらされるでしょう。純粋な幸福を求めるには、高潔な大志を抱いて修養し続ける過程が必要であり、高貴で神々しい性格は正しい考えを維持する中で得られるもの。人の好さや運で得られるものではありません。

欲望と弱さを捨て、強さを身に着ける

目標達成に何度失敗しても、それを通して心の強さを獲得するなら、成功の礎になり得ます。心の中で賛美するビジョンや理想を抱き、努力することで成功がもたらされるでしょう。アレン曰く、欲望と弱さを捨てて強さを身に着けるなら、成功はもたらされるのです。

アレンの人物紹介はこちら↓

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この本をどう読めばいい?(まとめ)

祈る女性

自分の外的状況は心の状態が作り出したものだという世界観から、心の状態を変えれば環境が変わる、という方法と実践を提案しています。

いわゆるマインド主体で人生をコントロールするという今風な自己啓発や引き寄せと考え方は同じなわけですが、アメリカではなくイギリスで、しかも1903年という早い時期にこの思想を顕しました。

こういう考え方が100年以上も前に提案されていたことは時代を超えた真実味があり、うれしいものですね。

彼はこう言います。

「気高い夢をみることです。あなたは、あなたが夢見た人間になるでしょう。あなたの理想は、あなたの未来の予言するものにほかなりません」

たとえ、現状が好ましくなくとも、理想を秘めて進もうとするなら悪い状況は長続きしない、そんなふうに励ましてくれます。

本書は実践のためのハウトゥ本ではなく、繰り返し何度も読みながら心の支えにし、考え方をじっくりなじませていくようなタイプの本ではないでしょうか。

一方で、「悪徳と美徳」「澄んだ想いと不純な思い」というような、善と悪、良しと悪しの単純な二元論の中で人間の心を論じる点に、やや古めかしさが残ります。

また、「自らの人格の欠陥を意欲的に正し」「高潔で高貴で神々しい人格」を目指すための「忍耐と実践と継続」が必要だという考え方も、その背後に高い徳性への志向と忍苦の感情を前提にするため、ちょっぴり堅苦しい感じもあります

こういった古めかしさ・堅苦しさは、懸命に頑張ろうとする男性的で生真面目な考え方であり、正しさを包み隠さずゴリ押しする正直さがにじみ出ていますね。悪から善を目指そうぜ!という直線的なビジョンも単純で分かりやすく、本質的には共感しやすいかもしれません。

受け入れられる人はそのままで、抵抗のある人は「アレンってそういう人なんだな」と思いながら受け止めてあげてください。

「思いは環境に現れる」「願いは叶う」、そんな彼からのポジティブなメッセージに目を向け、理想の自分を思い描いていきましょう!

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