【書籍紹介】運命はフィーリングで変える!ネヴィルの『もう君はそこにいる!』の内容を詳しく!

2020年4月19日

もう君はそこにいる!

「思い描くだけで願望は実現する」……ニューソート思想家として知られるネヴィル・ゴダード(1905-1972)。

実現している様子を思い描いてその時の気分を実感すること(ネヴィライズ)は願望実現の秘訣として知られ、そのエッセンスを凝縮した『もう君はそこにいる!』(ヒカルランド)は本当に優れた一冊です。

実践的なポイントがピックアップされて読みやすく、ロンダ・バーン、ジョー・ビタリー、奥平亜美衣さんなどの著名な人々もネヴィルの考え方を称賛し、現代人にとっても受け入れやすいのも特徴でしょう。

今回の記事では『もう君はそこにいる!』の内容を世界観・願望実現の方法・本の読み方の観点に分けてご紹介していきたいと思います!

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ネヴィルの世界観は?

神秘と女の子

リアライゼーション(現実化)では「どうして考えたことが実現するのか?」という疑問が湧きますが、それは提唱者ごとに異なるのですが、ネヴィルは潜在意識に刻まれた印象(考え・感情・想像)が実現すると考えるタイプの人でした。

※ちなみに潜在意識は現実化を説明する際にもっとも支持されているメジャーな世界観です。

潜在意識は創造の源

彼によれば潜在意識は非個人的で非選択的な性質を持っていて、顕在意識が考えたことが持ち込まれる場所としての性質があり。「潜在意識は意識の女性面」とか「潜在意識は子宮」などと喩えられ、「潜在意識は受動的で創造的なもの」という意味で語られます。

潜在意識とは、顕在意識の思考内容を受け取って外の世界に生み出す力が持つ、創造の母なんですね。

思いを刻めば、思いが現実化する

自分の人生にすでに起きている出来事は、潜在意識に刻まれた印象の結果であり、良いことも悪いことも、顕在意識の思考を潜在意識に持ち込んだことが原因というわけですね。裏を返せば、真に望むものを持ち込むことで願望が実現する、と考えます。

ネヴィルは言います。「実現したいことだけを感情を込めて考えましょう。」ふだんのちょっとした思考が、潜在意識を通して自分の人生を大きく左右します。だからこそ、良い感情や良い気分で素晴らしい考えを刻み込んでいけば、自分の理想の人生を生み出すことができるんですね。

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実現の方法は?

想像する男

ネヴィルの方法は、イメージで思い描くこと。

やり方自体は頭を抱えるようなむずかしいことではないのですが、彼の含意は非常に深く思想には際立って価値があります。それはあとで触れることにし、ひとまずネヴィルが提唱した3つの方法を簡単に見ていきましょう。

方法1: 眠りを活用する

もっとも簡単なのが、眠りに入る前に行う方法です。

ぼんやりした状態で、空想・瞑想しているような(ふわふわした)心の状態で、願いが実現している状況を想像します。このとき、実現したときの素晴らしい気分と、「願いが叶ったんだ」という気分を体験していきます。

夢見心地で素敵な想像をして、そのまま眠りに落ちていくことで、潜在意識にその印象がしっかり刻まれて実現に導かれます。

ネヴィルと関連のあるマーフィーも!

方法2: 祈る

イスに座ったり、ベッドでリラックスしているときに「願いが実現している」と想像する方法です。

静かな場所や時間を確保してゆったりくつろぎ、願いが実現している状況を想像しながら、その気分を体験します。大切なのは「願いがすでに叶っている」という確信を感じられるように想像をしていくことですね。

方法3: 人生を書き換える剪定ばさみ

ネヴィルのもっとも重要な思想・メソッドがこの剪定ばさみ

彼はまず「人を赦しましょう」と勧めます。

それは「仕返しをやめよう」という意味ではなくて「その人が理想通りの人になっている」と考えてあげることを指しています。(

※ゆるしの意味について

赦す(ゆるす)の意味について改めて説明します。

彼はキリスト教的世界観に基づいて現実化を根拠づけますが、罪(sin)の神秘的意味は「的を外すこと」であり、罪=理想から外れている状態であると捉えるため、赦し=理想の実現という考え方が成立しています(本書p.88)

人生で出会う他者が「理想を実現している」と心の中で思い描いてあげること。そして、人生を書き換える剪定ばさみというのは、まず他者の望ましくない、好ましくないところをイメージの中で(剪定し)より理想的なその人物として描き直していくプロセスです

たとえば。お金を貸しても返さないあの人や、せっかく優しくしてあげたのに恩をすっかり忘れてしまっているあの人。

その人たちにどんな仕返しをしてやろうか考えたり自分の至らなさについて思い悩むのではなくて、その人たちの好ましくないところを「こうであれば理想的だ」という風に(イメージの中で)書き換えてしまおうということです。

お金を返さない人はお金に律義な人に、忘恩気味な人は義理堅い人として心の中で描き、その姿を信じてあげることです。このようなプロセスによって、好ましくない人や不快な人を理想通りの人として描いてあげることで、自分の人生にそのような理想が実現していくというのです。

また、この剪定ばさみで自分の一日を書き換えることもできます。

一日の終わりに今日あったことを1つ1つ具体的に思い出してみましょう。良かったこともあれば、良くなかったこともあるかもしれません。そして、良くないところが見つかったら、それを理想的な状態に描きなおしていきます。

すべてイメージの中ですべて描きなおしたら、今度は書き換えたその新しい一日を再体験してみます。その素晴らしい一日がすでに実現していると感じていくことが大事ですね。

この本をどう読めばいいか?(まとめ)

「もう君はそこにいる!」は、引き寄せやニューソートに関する核心的な内容が、キリスト教的世界観と潜在意識に基づいて説明されます。

平易な文章で書かれているので、注意深く読み、その含意を見落とさないようにしたいですね。

とくに重要なのが「世界は自分を根源としていて、見えている物事の源は自分自身」というくだり。これは私たちがあたりまえのように刷り込まれている唯物論的世界観とは真逆なので、注意が必要です。「宇宙と地球が誕生し、物質世界があって、そこに生命が生まれ、死んでいく」というのが唯物論的世界観です。

一方ネヴィルは自分が世界の根源であり、見ている世界はすべて自分なのだというものの見方をします(哲学的には観念論に分類されるでしょう)。常識からするとファンタジックにも感じられますが、とにかく自分を中心に据えるものの考え方です。

理想を実現していこう、夢を叶えようとするときはこの自分を中心とした観念論的世界観がものすごく重要かもしれません。そもそも唯物論的世界観は特に楽しいものでもありませんし、人の心を豊かにしてくれるわけでもありません。

物質的制約ばかりで自由もなく、誰かの意見、既存のシステム、前例と過去の事例を根拠にして将来の可能性が否定されてしまうからです(しかもその"否定"は案外脆くて未熟なものばかり)。だったら、自分を中心とした世界観を選び、自分の理想を自由に実現できると信じるほうがずっと優れていると言えないでしょうか。

世界観に関する考察はさておき。本書ではネヴィルの豊かな視点で滋養溢れる現実化の核心が余すところなく描かれています。ここに隠れている含みをすべてご紹介することはできませんでしたが、興味があれば『もう君はそこにいる!』を読んでみて、その価値をぜひ確かめてみてくださいね!

参考

ネヴィル・ゴダード(2016)『もう君はそこにいる!』(新間潤子訳) ヒカルランド.

 

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