【書籍紹介】日本人に人気!マーフィーの『眠りながら巨富を得る』の内容を詳しく!

2019年8月13日

眠りながら巨富を得る

眠りながら願いを叶える――そんなフレーズとともに日本人に愛されてきたジョセフ・マーフィー

彼の代表書『眠りながら巨富を得る』では富とお金をメインに扱いつつも、恋愛・健康・社会的成功などのさまざまな願いの実現について幅広く触れていくのが見どころです。

マーフィーが説いた"無努力の願望実現法"とアファメーションは、近年の引き寄せの法則にも深く通じるところがあり、ぜひチェックしておきたいもの。

そこで今回の記事では『眠りながら巨富を得る』の内容をざっくり振り返りながら、本書の世界観・方法・アファメーションをご紹介していきます!

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『眠りながら巨富を得る』の世界観は?

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ニューソートも引き寄せもすべては思想(捉え方)。

まずはその提唱者がどんな世界観を持っているのかを知っておくことが大切です。ここでは『眠りながら巨富を得る』の世界観を説明します。

神の導きによって願望が実現する

マーフィーの思想にはキリスト教の神が中心。その神というのは審判を下す父性的な性格ではなく、汎神論的な性質の神です。

この世の中での最大の秘密は、神が人間の中に住んでいるということであります。

本書p.13

この表現から理解できるように、伝統的なキリスト教的な神観とは大きく異なります。

彼はディバイン・サイエンス教会(ニューソートの一派)の牧師でもあり、著作の中ではたびたび聖書を引用していますが、ガチガチのキリスト教牧師だったのか?と言えばそうでもありません。

潜在意識によって願望が実現する

物事が実現する理由には神以外にも潜在意識という心の働きとして説明されます。これは『眠りながら成功する』では特に顕著な傾向です。

ニューソートでは世界観は提唱者によって異なり、無限なる知性、生命の原理、無限の精神、天恵の源、指導原理、無限の供給源などなどいろいろな表現がありますが、潜在意識も含めてどれも同じようなものです。

最近だとハイヤーセルフ、守護天使、ソースエネルギーとも呼ばれますし、引き寄せの法則というのも世界観の1つ。ジョセフ・マーフィーを読むときには神の存在やキリスト教にこだわりすぎることなく、ふわっと読んで行けばOK。

ちなみにマーフィーは当時(約50年前)から日本人にも人気があったようで、日本人との手紙のやり取りや、ラジオファンとの交流などが本文の中でたくさん描かれているのはうれしいですね。

無努力を奨める

当ブログではニューソートから引き寄せの法則までのコンテンツを紹介していますが、ニューソート系の自己啓発書ではキリスト教色が乏しく「頑張って努力すれば夢は叶う」という自助努力的な考え方のものも少なくありません。

一方マーフィーはまったく異なる方法と考え方を提唱します。

精神的な方法を用いる際は、意志の力を用いたり心を無理に強制することのないように……

p.18

という言葉からもわかるように、意識的な力や、努力というものを遠ざける傾向があります。力みや緊張があると心をうまく取り扱えないのは当然のことでリラックスを重視するのもマーフィー流です。

では、マーフィーはどのように願望実現を進めていくのでしょう?その方法も紹介されていますのでチェックしていきましょう。

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マーフィーの奨める方法は?

方法

彼の著作の中で勧められるのは、祈り・黙想。静かな場所でリラックスし、願望実現のためのアファメーションを使ったり、願いが叶っている様子を思い描いてきます。

本書には具体的な方法がはっきり書かれていませんが、①アファメーションを用意し、②リラックスできる環境で、③祈るようにして数分から10分程度、④言葉を唱えるまたはイメージを行う、という流れになるようです。

祈りの方法に関する注意点を短くまとめましたので、そちらも見ていきましょう。

効果的な祈りの方法は?

努力や緊張を避けリラックスした気持ちで祈り、その実現プロセスについては一切触れないようにするのがポイント。引き寄せの法則との同じですね。

努力したり緊張したりすることを避けてください。というのは、こういう態度はあなたの不信を示しているものだからです。あなたの潜在意識の中には、いかなる問題をも解くに足りる知恵と力が全部備わっているのです。

p.94

あなたの祈りが成功したかどうかは、自分の感じ方でわかるものです。あなたが迷ったり心配したままだったり、どのような方法で、いつ、どこで、どの方面から解答がくるだろうか、などと考えているようでしたら、あなたは余分な干渉をしていることになります。…(中略)…一日中、あるいは時々でも、自分に向かってうるさく言うことは避けてください。

p.95

どのくらい頻繁に祈ればよいか?

明確な頻度や回数ではなく、自分が満足するまでというのがポイントのようです。ただし、いくつかの事例の中では、1日に2~3回、朝・昼・夜のように分けてやっている例も紹介されています。参考にしてみてください。

心の中に満足感を得るまで祈るか、あるいは、今のところこれが自分にできる最善のことだとあなたが感じさえすればよいわけです。…(中略)…あなたの祈りがかなえられたときは心の中で平和と確かさが体験され、それ以上は祈りたくないという気分になるのでわかります。

本書p.96

長い祈りでも何度もやらないとダメ?

彼は祈り自体の長さに優劣をつけていません。ただ、あまり長いのであれば祈っているときの実感が伴いにくいのだと思います。であれば、いっそ短くてわかりやすいもののほうがいいかもしれません。

マーフィーが本書の中で紹介しているアファメーション(祈りの言葉)の中には心地よい詩を読んでいるような気分になれるものもありますが、多少長くとも心に響く祈りであれば問題はないでしょう。

長い祈りを何度もやるのは一般にあやまりです。というのは、それは心を強制することによって無理に願いを達成しようとしていることを示すからです。…(中略)…こころの底から出てくる短い祈りのほうが、長い祈りよりも良い結果を生むことに、あなたはしばしばお気づきになると思います。

p.96

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マーフィーはどんなアファメーションを使っていたのか

本を読む

マーフィーの優れたところはそのアファメーションです。相談者に合わせてマーフィーがオーダーメイドした、祈りの言葉が多数紹介されています。自分のためのアファメーションとしても使えますので、一例を載せておきますね。

貧しい女性作家に作ってやった祈りの言葉

お金はきたない富であり、そのために文章を書きたくない、という信念を持っている女性作家。しかし、お金には本来良いも悪いもないとマーフィーに説得され、のちに次のような言葉を授けられました。

彼女のお金に対する迷信は取り払われ、収入は3か月間の間に3倍に増えたという話で締めくくられます。

私の書くことは男であれ女であれ、人々の魂や心を祝福し、癒し、霊感を与え、高め、尊厳なものにするのに役立つします。それで私は、神の手によって素晴らしい報酬を与えられます。私はお金を神の実態とみなします。お金は絶えず私の人生を循環しております。そして私はそれを懸命にまた建設的に使うのです。お金はふんだんに、喜ばしそうに、限りなく私に流れこんできます。お金は神の心の中のアイデアなのであり、それは良きものであり、非常に良きものです。

p.75

結婚を迫られた女性が幸福な将来を求めて

ある未亡人は、二人の男のうちのどちらかと結婚しなければならなくなった時、どちらを選んでよいか悩んでいました。

マーフィーと話し合って、その女性は夜眠る前に、「より高い自己」(ハイヤーセルフ)に話しかけることにしました。彼女はこの後眠りの中で、選ばなければならない男二人が去り、第三の男(彼女の雇用主)が結婚を申し込むという夢を見ました。そしてその翌日に、その雇用主からほんとうに結婚を申し込まれ、彼女はそれを承諾したそうです。

父なる神よ、あなたは全知でいらっしゃいます。私に答えを示して、行くべき道を示してください。適切な答えに感謝します。というのは、あなただけが解答を知っていらっしゃることを私は知っているからです。

p.168

埋もれた才能を開花させたセールスマン

あるセールスマンは、子どものころ親に「おまえは絶対ろくなものにならない」と言われて育ち、彼は学歴や環境に恵まれているにもかかわらず年間5000ドルしか稼いでいませんでした。

潜在意識を変えて人生を変えられるのだとマーフィーに説得され、祈りの言葉を授けられます。1年後にマーフィーが彼に再会したとき、彼の収入は五倍の2万5千ドルにまで増えており、収入という点で人生を大きく変えることに成功したそうです。

私は成功するために生まれました。私の内なる無限なる者は失敗することがありません。神の法と秩序が私の生活を支配し、神の平和が私の魂を満たし、神の愛が私の心を飽和させます。無限の知性が、私をすべての点において導いてくださいます。神の富は今や豊かに私に流れてきます。私は精神的に、経済的に、またすべての点において進歩し、前進し、成長しております。これらの心理は私の潜在意識の中に沈んでいって、それに応じたものを成長させることを私は知っております。

p.82

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この本をどう読めばいいか?(まとめ)

聖書の引用や、キリスト教的神がたびたび登場するので抵抗のある方には読みにくい内容かもしれません。ただ、カトリックとかプロテスタントとか伝統的なキリスト教と違い、教義に囚われる必要もありません。ふわっと捉えていきましょう。

リラックスして心地よい気分で祈り、黙想することで現実化していく。彼のたくみなアファメーションを自分の願望用にリメイクしてぜひ使ってみてください。神々しい言葉や神秘的な表現が好きな方は、感性をくすぐられるかもしれません。

この本は表面的に読むと似たような内容ばかりが並んでいるように感じられますが、注意して読めば自分の役に立つことが盛り込まれているのに気づけるはず。

今回は紹介しきれていないマーフィーの考え方はまだまだたくさんあります。この本1冊だけでも宝の山ですから、引き寄せの法則やニューソート(自己啓発)が好きな方はぜひ1度はチェックしてみてくださいね。

参考

ジョセフ・マーフィー(1973)『眠りながら巨富を得る:マーフィーの成功法則 実践編』(大島淳一訳)産業能率短期大学出版部.

“Church_of_Divine_Science." Wikipedia.

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