【書籍紹介】愛がすべて!ロンダ・バーンの『ザ・パワー』の内容を詳しく!

2019年7月11日

ザ・パワー

明るさとエネルギーに満ち溢れた表紙の『ザ・パワー』。

多くの人たちを巻き込んで成功させたプロジェクト『ザ・シークレット』に対し、この本はロンダ・バーン自身の著作であり、引き寄せを引き起こす本質的な力の存在を示した魅力あふれる一冊です。

そこで今回は、手に取るだけで気持ちが高まる『ザ・パワー』の内容を、バーンの世界観・引き寄せの方法・本書の読み方の切り口からご紹介していきたいと思います。

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ここでの世界観は『愛』

愛と少女

本書の主題は『ザ・パワー』(すなわち力)ですが、ここでは『愛』そのものを指します。これは広い意味での愛であり、さらにポジティブ感情(喜び・好意・関心など)を含むもの。バーンによれば、この『愛』こそが引き寄せの法則を生じさせている力だとしています。

  • 愛とは人を突き動かす原動力であり、人類の発明・発見・創造の源であり、幸福の源泉。また引き寄せの法則は、似たものを引き合い調和を生み出す法則であり、何かを与えたのなら、それと同質の結果が返ってくる理由でもある。このような引き寄せの法則を生じさせている力が愛であり、それゆえに引き寄せの法則は愛の法則であるとも言える。

ザ・シークレットと同じく、引き寄せの法則を自然法則として捉えていることに変わりありませんが、その力の本質が愛であると捉えてています。愛の力は万能であり、人生を自由に創り出すための力であり、自分の危機的状況をも救いうる力であるだと強調されています。

この愛(≒ポジティブな感情)について、バーン自身の言葉を心にとめておきましょう。

あなたの思考も言葉も感情がなければ何のパワーも持ちません。一日に抱くたくさんの思考が大きな結果をもたらさないのは、それらの思考が強い感情を湧き起こさないからです。

p.52

幸せになるためには、まず最初に自分が幸せになり、次に幸せを人に与えてください。

p.65

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引き寄せの手順は?

祈る女性

ザ・パワーの中で語られる引き寄せの手順は創造のプロセスと呼ばれます。これには「想像する、感じる、受け取る」の3つの段階がありますので、簡単にご紹介してみましょう。

このプロセスでは、手に入れたいものを想像し、すでに手に入れていると感じ、その喜び(愛)を感じるという流れが重要です。(本書p.90~)

  • 第1段階 想像する
    意識を欲しいものに集中し、それを想像する。すでに手に入れている、やりたいことをやっている自分の姿を想像する
  • 第2段階 感じる
    想像しているものに愛を感じる。望んでいるものと一緒にいる自分を想像し感じる。望みと愛の感覚が、欲しいものをもたらしてくれる。
  • 第3段階 受け取る
    あとは現実にもたらされたものを受け取る。

素晴らしい気分でいて、すでに願いは実現していると想像することで現実化がもたらされます。もちろんどのようにもたらされるのかどうやって達成するのかなど、その過程については考えなくて構いません。とにかくいい気分で実現していると考えることがポイントです。

※ちなみに、『ザ・シークレット』では「願う、信じる、受け取る」の3段階でしたが、内容はだいたい同じです。

心の中で思い描くことが、手に入れることの第一歩。そして何かを手にする前に、想像するだけで幸せな気持ちになれるのなら、ただ手にするだけよりずっと素晴らしいものです。いつになったら実現するのか、自分にはできるのか、ということを思い煩わず、ただ実現している状況だけを想像して楽しんでいきましょう。

引き寄せの方法は?

方法と手順

基本となる方法は「創造のプロセス」さえあれば十分。でも、現実化を進めていくためのさまざまな方法も本書では紹介されています。実践すると楽しいものばかりですので、ぜひチェックしてみましょう。

小道具を用意して、気分を盛り上げるp.105~

生活している中で「もうすでに実現している」「手にしている」という気分を高めてくれるような小道具を用意する方法です。モルガン馬が欲しかった女性は、馬を世話する道具だけを買い揃え、ノートパソコンのデスクトップに馬の画像を貼り付け、結果的に手に入れることができました。同じように、自分の望むものに関連するものを身近において、その気分を盛り上げていきましょう。

  • パートナーがほしいとき、食器分が2人分用意されているか。
  • 洋服がほしいとき、タンスには十分なハンガーと空きスペースがあるか。
  • お金がほしいとき、財布の中に余計な紙切れが詰まって邪魔をしていないか。

こういった細々したことを「願望実現」と一致するように整え、気分を高めていくと効果的です。願望に矛盾する現実を、できる範囲で願望に近づけていく工夫をする作業はとても楽しいものです。願望実現に近づいていく過程も思う存分楽しましょう。

~ごっこをするp.179~

自分がなりたいものになりきって生活する方法です。困難な病だと診断されて入院した病院で、医療スタッフをトレーニングチームだと想像し、彼らと一緒に競技で優勝することをイメージし続け、みごとツールド・フランス(レース)で優勝を果たしたランス・アームストロング選手の話が紹介されています。

子どもの頃にごっこあそびをして楽しんでも、大人になるとやらなくなってしまいます。でも、願望実現のためには毎日なりきって楽しく生活することが大いに役立ちます。

愛するものについて語るp.159~

「あの靴が好き」「あのカフェが好き」「あの人が好き」というように愛するもの、素晴らしい物事について考える方法です。そうやって気分を整え、また愛するもののリストを書き出すことも、バーンは勧めています。

こういったことを毎日数分でもいいので行えば気分を大きく変えることができるでしょう。最初は不満ばかり感じて愚痴を言っていても、好きなことや素晴らしいことに目を向けてそれについて考えてわくわくしていれば、感じ方も考え方も変わります。

自分の無意識の行動が変わり、無意識の選択が変わり、自分に起きてくる出来事の種類も変わり、自分の周りにいる人も変わってきます。思考や感情を変えれば運命が変わるというのは大げさなことではなく、実践すればすぐにわかることです。ぜひ、やってみましょう。

感謝することp.166~

感謝は状況や事態を大きく好転させる最良の方法です。感謝している相手を思い浮かべ、その人に愛しているところ、感謝しているところを伝えてください。人だけではなく、自分の持ち物や、環境、思い出、あらゆるものごとに感謝できるようになります。

感謝は、すでに手に入れたものや、出会った人のことを喜んで認めることではないでしょうか。何かが実現するたびに叶ったことをすぐ忘れてしまうのであれば、穴の開いた水瓶のように、残るものが何もありません。思い出すたびに幸福になれるように、今あるものに感謝できるようになっておきましょう。

この本をどう読めばいいか?(まとめ)

とにかく気分を良くすることが大切だというのが本書の特徴で、思考よりも感情をはるかに重視します

心理色の強いニューソートや、独自の世界観を提案したエイブラハムを通過し、ロンダ・バーンに至って「感情(愛)が力!」という思想に到達します。

たしかに人が何かを為しうる時の原動力が(良しあしに関わらず)感情であることは事実であり、彼女の指摘はすべての人にとって価値がある本質的なもの。今が素晴らしくて、楽しくて幸せだから、次の幸せが訪れる。夢が叶うのは必ずその流れの中にある。

まさにザ・パワー(ポジティブな感情)をもっと活用していくのが引き寄せの核であることは疑いないのではないでしょうか。

一方で、本書にはネガティブ感情に対処する方法が書かれてありません。これは私の考えですが、ポジティブ感情だけに注力してもネガティブなものは置き去りにされ、自分の中にある思考も感情も整理されることはありません。

ネガティブな感情が強い方であれば、それを整理していくプロセスが欠かせないと思います。

バーンは『どの様な課題があったとしても、あなたが感じ方を変えれば良いだけなのです!』(本書p.73)とさらっと流すのですが、この言葉の重みと価値は計り知れません。感じ方を変えること(波動を整理すること)を説明してくれるのはエイブラハム(ヒックス夫妻)ですので気になる方はそちらも参考にしてみてくださいね。

エイブラハムについて知りたい方はこの記事をどうぞ↓↓

参考

ロンダ・バーン(2011)『ザ・パワー』(山川紘矢ほか訳) 角川書店.

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