【書籍紹介】パム・グラウト「こうして思考は現実になる」の内容を詳しく!

こうして思考は現実になる

男の子が二人の女の子にキスをされるかわいくて印象的な本書、「こうして思考は現実になる」。

アメリカのライターのパム・グラウトによるもので、現実化(リアライゼーション)に関する内容を楽しく実践できる本として好評です。

パムは、科学・ニューソート・引き寄せ・スピリチュアルなどの知識を吸収しつつオリジナルの思想を展開していますが、

本書の見どころはなんといっても実証的な手続きが組み込まれた9つの楽しい実験!読者であるみなさんは48時間以内に探すもの・望むものを見つけ、手に入れられるのかを試みていくのですが、これはかなりワクワクしますよ。

どんな切り口から引き寄せ(現実化)を語ってくれるのでしょう?どんな実験をやるのでしょう?

さっそくこの本の内容を世界観・実験の内容・引き寄せ事例・本の読み方の4つのポイントからチェックしていきましょう!

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パム・グラウトの世界観は?

窓と月と少年の神秘

引き寄せの法則や現実化の関心を持ってきた人なら誰でも、思い通りにする力をあたえてくれる存在についての知識があるでしょう。神・ハイヤーセルフ・潜在意識・ソースエネルギー…あらゆる名前がありますよね。

パム・グラウトはそれを「可能性のフィールド(Field of Potentiality)」と呼ぶことにしています。このFPにアクセスすることで現実化できるというのがパムの世界観です。

ちょっとSFっぽくてわくわくしそうな名前ですが、パムは量子物理学の場(フィールド)の定義を引用したり認知科学の事例を引いてくるなど、科学を援用して自説を補強するタイプの人です。

FPっていったい何?

可能性のフィールド・通称FPとは無限のエネルギーを持つ存在だとされています。

それと繋がることができれば現実化できる(引き寄せられる)のです……なるほど。でも今までいろいろと現実化に取り組んできけどここでいうところの"FP"(神様etc)の正体ってはっきりとは知らないんだよね、っていう方が多いと思います(知ってる方はすみません)。

では、FPとは何なのか?やはり正体はミステリアスなのか?気まぐれ神様的な存在でたまにしか願いを叶えてくれないものなのか?

パム曰く、FPは100%あてになるそうです。そうして、目に見えないエネルギーの存在を肌で感じ、さらには意のままに操って、ほしいものをなんでも手に入れることが本書の目標として設定されています。

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メインコンテンツは「9つの実験」!

驚く少年

この本では、スピリチュアルのあいまいなところをそのままにせず、本当に望めば手に入るのか、それを体験するための「9つの実験」を提唱してくれます。

そのうちのほとんどは、48時間以内に結果を出せるものがほとんど。ここでの方針についてはパム自身の言葉が端的ですのでご紹介しておきましょう。

あなたは気づいていなくても、FPは確かに存在する。物理法則よりも根源的で、重力と同じくらい確実だ。あなたはただ、自分の意図をどこまでも明確にして、期限を決めるだけでいい。

p.20

スピリチュアルの法則を理解するもっともいい方法は、本を読むことでもなければ、セミナーを受けることでもない。それは、仕組みがわかるような仮説を立て、自分で実際にやってみることだ。

p.23

FPの存在を肌で感じ自分自身で願望を実現するための9つの実験ですが、全部説明すると長くなるので、とりあえず4つだけ簡単に見ていきましょう。

1つ目の実験・宇宙のエネルギーの法則

FPが存在するのかしないのかはっきりさせてやろう、というのが実験の目的です。願えば叶うとかよく言うけれど、宇宙にある無限のエネルギーが存在って言うのなら、

「ふざけてかくれんぼばかりしている存在なんてうんざりだ。完全無欠の証拠がほしい」

と意図して1つ目の実験を行っていきます。48時間以内にFPの存在の証明のための具体的な証拠を引き寄せるということですね。

2つ目の実験・フォルクスワーゲン・ジェッタの法則

自分が期待や思い込みに沿ったものを見ているに過ぎないのだ、という事実を証明するための実験です。

私たちは何か買おうと思って調べたり関心を持ち始めると、毎日の生活に同じものを何度も見かけるようになりますよね。ここでは48時間以内に「まっ黄色の車」や「黄色の蝶」を探すのなら、本当にそれを見つけることになるのかどうかを確かめていきます。

4つ目の実験・アブラカタブラの法則

ただ考えるだけで、何もないところから何かを出現させることはできるか、それを確かめる実験です。

アブラカタブラとはアラム語で「自分の話す言葉で創造する」という意味だそうです。48時間以内に、自分のほしいものを人生に出現させることを意図していきます。とことん具体的に描いていき、モノを引き寄せる場合にはその型番まで特定するくらいはっきりさせていきます。

5つ目の実験・人生相談の法則

5つ目は「内なる導き」がいつでもすぐに手に入るというのは本当かどうかをたしかめる実験です。

フィールド(FP)につながれば、いつでも正しい道に導いてもらえることを証明していきます。意識の仕組みを知り、FPにアクセスできるようになることこちらから導きを求めれば、「イエス」か「ノー」で答えられる質問に対して、48時間以内に明確な答えが得られることを確かめていきます。

実験の方法は?

方法は簡単に言えば「理論に対して仮説を立て、検証し、記録と分析をして、結論を出すこと」。

なんだか難しそうですが、パムは気が利く女性ですので、9つの実験には理論も仮説もすべて用意されさらに本書にはレポートシートまで付けてくれています。素敵ですね。

レポートシートに沿ってやっていくことになりますが、これは学校の宿題みたいに堅苦しい感じではなくて、夏休みに遊んだ日の日記みたいな感じでやってOK。1つあたり48時間しかありませんから迷っている暇はありません。

求めているもの・望んだものが手に入った時の喜びは本当に素晴らしいですから、ぜひ体験してみましょう!

実験の心構えはあるの?

望んだものを見出すことが目的ですから、実験中は絶対に期待するものが存在すると確信して探すことをパムは勧めています。

あたかも、無くしてしまった車のキーを探すときと同じ熱心さで、もしくは大好きな作家の新刊を本屋に探しに行くような熱心さで探すことです。どんなに疑り深い人も実験中の48時間だけ、その気持ちを捨てましょう。

パム・グラウトの引き寄せ事例集

プロポーズ

本書内では、多くの人たちの引き寄せ・現実化のストーリーが語られています。大げさな成功体験ばかりでなく、ささいな引き寄せや日常の中で起きるユーモラスな現実化など、読んでいて楽しくなるものがたくさんあります。ほんの一部をご紹介しましょう。

離れた彼に会える!

カンザスにいるパムが、シドニーにいる恋人のところに行きたいと思い、シドニーを想像していたら、1週間以内に出張でオーストラリアに行けることになった。(p.16)

仕事の独立のきっかけは…

会社勤めでライターをやっていたパムが、フリーライターとして独立したいと考えていたとき、「いま、自分が独立すべきか24時間以内に明確なサインがほしい。はっきりしたお告げをください」と願った。その翌日パムは、勤めていた会社をクビになった。(p.72)

欲しいモノをすべて手に入れる

自転車とパソコンとピアノが欲しいとリストに書いたら、2週間もしないうちに赤のマウンテンバイクとIBMのパソコンを手に入れ、もうしばらくしてからピアノを友人に譲ってもらうことができた。(p.143)

2人の女性と寝たかった男

パムの友人チャック(男性)は「同時に二人の女性と寝たい」と願った。48時間以内にチャックはある女性と出会い、ベッドに入った。そうすると、その女性の娘がママとお休みのハグをするためのベッドに潜り込んできた。(p.175)

(※願いは叶ったけど、意図が漠然としているとこういうことになるよという話だそうです。微笑ましいラストですが、FPにはユーモアがあるという例として紹介されています)

この本をどう読めばいいか?(まとめ)

パム・グラウトによる『こうして、思考は現実になる』は引き寄せ初心者向けにも優しい本。

ビジュアライゼーションやアファメーションなど、方法について知らなくても、引き寄せをまだ信じ切れていなくても、きちんとやってみたい方にはピッタリです。

雑誌ライターや作家をこなしてきた彼女の文章は表現やユーモアに富んでいて、読んでいて笑いどころあり、ワクワクするところありでした。

引き寄せの法則にありがちなふわふわ感、深刻さや生真面目さ、方法だけの説明に終止するだけの無骨さではなくて、単純な読み物として面白さがあるのは魅力です。ちょっと気晴らしに読む本としてもオススメですよ。

なお実験の中には、ダウジングマシンのようなものを作ったり、いんげん豆に「念」を送るような実験もあります。少し進みすぎている感じがしてこれらの実験はご紹介しませんでした。

とはいえ、「理論・仮説・実験・記録・時間制限」といった手続きを使うのはとても参考になりますね。自分で欲しいものを引き寄せるとき、同じ手続きを利用して実験し、FPと仲良くなっていきましょう!

参考

パム・グラウト(2014)『こうして思考は現実になる』(桜田直美訳)サンマーク出版.

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