引き寄せの法則の歴史って?魅力や特徴についても解説!【よくわかる】

2019年10月7日

この記事では引き寄せの法則の歴史についてご紹介!

「引き寄せの法則って何?どういう意味?」の記事では引き寄せの法則の定義についてお話ししましたが、

今回はその歴史と由来、そして引き寄せの魅力と特徴について書いていきます。この記事の内容を3行でまとめると、

  • 引き寄せの法則はロンダ・バーンをきっかけに2006年以降にブームに。
  • 1980年代から活動していたエイブラハム(ヒックス夫妻)がそのルーツ。
  • さらに歴史を振り返れば、19世紀後半にまで遡れる。

というふうになります!

ざっくり書いていきますので、どうぞお付き合いください!

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引き寄せの法則の歴史と由来

歴史の発見

引き寄せの法則で最も有名なのはロンダ・バーン。彼女は2006年前後にネット上に「ザ・シークレット」という映画を公開し、それをもとにした同名の本を出版したことで、引き寄せの法則は世界中に知られることになりました。

しかし元はと言えば、バーンに影響を与えたエイブラハム(ヒックス夫妻)が体系的に提唱していた思想が引き寄せの法則でした。そのため近年の引き寄せの法則のルーツはエイブラハムにあると言われています。(ちょうど1987~88年ごろ)

ひとまずは、このエイブラハムについて詳しく話してみましょう。

エイブラハムと“引き寄せの法則"

1980年代の終わりごろのこと。

エイブラハムとは、知性の集合体とされる異次元の存在(とされています)。

瞑想とチャネリングを通してそのような存在と対話できるようになったのは米国在住のヒックス夫妻。みえない存在であるエイブラハムから得た思想を米国中に伝えるべく、旅に出て広め始めます。

彼らの教えは、自ら称しているようにスピリチュアリティに関する画期的な実践哲学であり、ソースエネルギー・波動などのスピリチュアルな概念によって持論を根拠づけ、キリスト教や科学による援用を一切必要としない独自の世界観を提唱しました。

その思想は独創的かつ体系立ち、人が望みを叶えられない理由にも迫りつつ、願望を実現する方法を提案しました。まとまった形で引き寄せの法則を提唱しているため、近年の引き寄せの起源といってもいいでしょう。

夫のジェリーは哲学や宗教に関心を持っていた

ところでヒックス夫妻の中でも、特に重要なのは夫のジェリー・ヒックスでした。彼はもともと哲学や宗教を探求する性質の持主で、人生の問いを探し求める生活を送っていました。

エスターに出会う前、彼はナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』に影響され米・アムウェイ社で自己啓発セミナーを開いていたんだとか。ジェリー自身にはニューソート・自己啓発・成功哲学の素養があるため、エイブラハムの"出現"に影響を与えたと考えられます。

ただ、この引き寄せの法則という言葉自体はエイブラハム(ヒックス夫妻)が発明したものではありません。自己啓発で著名な牧師、ジョセフ・マーフィーもずっと以前から使っていたのです。

日本で人気のジョセフ・マーフィーも使っていた

ジョセフ・マーフィー(1898-1981)は教会牧師であり、潜在意識で願望が実現することを説いたことで有名。『眠りながら成功する』は当ブログでも紹介しました。

この1962年に刊行された"The Power of Your Subconscious Mind"(邦訳:眠りながら成功する,1968年出版)の中で、彼は引き寄せの法則という言葉をたしかに使っているのです。

The moment she succeeded in bringing about subjective embodiment, her subconscious mind brought about the answer through the law of attraction.
(彼女が主観的に頭の中で具体像を描き出すことに成功した瞬間、彼女の潜在意識の牽引の法則によって回答をもたらしたのでした。)

The Power of Your Subconscious Mind
対訳:『眠りながら成功する』(産能大学出版部)p.25

当時の対訳では牽引の法則と訳してますが、"the law of attraction"とはまさに引き寄せの法則、もうそのままですね。ざっと読んだ限りだと2,3回はこの言葉を使っています。

ではこの言葉は、彼が最初かと言えば、そういうわけでもありません。19世紀後半から20世紀初頭にはすでに使われていたのです。

1906年にはすでに存在した"引き寄せの法則"

1900年代初頭のアメリカではニューソート運動がさかんになっており、シカゴがその聖地でした(※ニューソートは、キリスト教に始まり、のちに東洋思想を吸収しながら発展した思想運動です。”思いによって現実をつくる”という自己啓発へ発展していきました)。

引き寄せの法則という言葉はすでにトーマス・トロワード、ウィリアム・ジュベナル・コルビル、ウィリアム・ウォーカー・アトキンソンなどニューソートの先駆者たちによって話題にされていました。

たとえば、アトキンソンの著作:The thought Vibration or the law of attraction in the thought world(1906)は、タイトルにも本文にもそのまま引き寄せの法則という言葉が使われていますね。

ニューソートでは、願えば叶う、思いが実現する根拠を様々な名前で自由に呼びならわしていました。引き寄せとは、その表現の一つとして挙げられているようですね。

さらには19世紀後半にまで遡れると言われますが、ここでは割愛します。詳しくは以下で。

>>【よくわかる】ニューソートって何?詳しく!【前編】

引き寄せの法則の歴史、簡単にまとめると…

時代を遡って話したのでややこしくなりました。いったん、話をまとめましょう。

100年以上前から繰り返し、引き寄せの法則という言葉は使われてきました。それはニューソートという思想運動のなかで使われた「思いは叶う」という趣旨の一表現であり、その概念が深堀りされることはありませんでした。

1980年代の後半になってようやくエイブラハムがその概念を中心に思想を体系化して提唱し、ヒックス夫妻はその思想を広めるために旅に出ました。

それから20年ほど経ち、やがてヒックス夫妻の存在を知ったロンダ・バーンがかかわりをもちはじめ、ザ・シークレットという映画が実現。書籍化も果たし、世界中にその"秘密"が公開されて爆発的に広がったのです。

さて、これが大まかな引き寄せの歴史的な経緯でした。

最後にちょっと余談になりますが、「引き寄せの法則」の思想的な特徴と魅力について簡単にお話しして終わりたいと思います。

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引き寄せの法則の魅力と特徴って?

うれしい

エイブラハム以降の引き寄せの法則の特徴や魅力を4つ挙げてみたいと思います。

幸福を強調する

エイブラハム以降の引き寄せの法則は、幸福であることを大切にします。それまでのニューソートは、社会的成功やお金持ちになるという外面的な事柄が強調されてきたのに対して、精神的な充実度・幸福感について言及する傾向が多いようです。

感情にフォーカスする

今感じている気分が大切であり、それが引き寄せに大きく影響するというのは、エイブラハム(エスター)やバーンによって、日本でも奥平亜美衣さんによって強調されていますね。提唱者に女性が多く、女性的な価値観が強いのが特徴ではないでしょうか。

シンクロニシティを大切にする

結果だけ思い描けば、自然にその結果が現れることが強調されます。偶然の一致を意図的に起こす、スピスピでオカルトっぽい印象さえあります。男性的な「意志だ!努力だ!忍耐だ!」というビジネス系の自己啓発とは一線を画します。

無努力を認める

努力しなくていい、リラックスしていれば自然に願い事は叶っていく。それが引き寄せの法則。エイブラハムは「川の流れに身を任せるように」しておけば願いが叶うと言いますし、その他提唱者も努力や意志を強調するのは少数派ではないでしょうか。

以上が、引き寄せの法則の魅力と特徴でした。

まとめ

いかがだったでしょうか。

この記事では引き寄せの歴史と由来、そして特徴についてご紹介してきました。

アメリカ人のパリピぶりと言えば世界的ですもんね。その元気で自由な気質は19世紀半ばに始まったニューソートも大きく手伝って「ポジティブに楽しく行こうぜ」という文化と思想を着実に育んでいきました。

引き寄せの法則の考え方と方法を拝借しながら、私たちも自分の望む人生を創り上げていきましょう!

参考文献・URL

エスター・ヒックス,ジェリーヒックス(2007)『エイブラハムとの対話』(吉田利子訳)SB クリエイティブ
ジョセフ・マーフィ(1968)『眠りながら成功する』(大島淳一訳)産能大学出版部.
“Abraham: THE SECRET BEHIND “THE SECRET" – Esther & Jerry Hicks" YouTube.
https://bit.ly/2BJDHre
“Abraham Hicks Sells Used Thought" Kyra Speaks.
http://kyrasdiary.blogspot.jp/2011/03/abraham-hicks-sells-used-thought.html
“Esther, why don’t you talk about your past?" The Abraham Hicks Skeptic.
http://abrahamhicksfraud.blogspot.jp/p/esther-why-dont-you-talk-about-your.html
“Esther Weaver Geer Hicks’ Bio" The Abraham Hicks Skeptic.
http://abrahamhicksfraud.blogspot.jp/2010/09/esther-weaver-geer-hicks-bio.html

※諸事情から一部短縮リンクを使用。

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