【書籍紹介】引き寄せの法則の原点!『エイブラハムとの対話』の内容を詳しく!

2020年5月9日

エイブラハムとの対話

引き寄せの法則の"原点"として知られているヒックス夫妻と「エイブラハム」

引き寄せ界の金字塔『エイブラハムとの対話』(SBクリエイティブ)は、完成度の高い知と実践の体系が見どころの超良書!

他の書籍に比べてスピリチュアル色が控えめで読みやすく、引き寄せの法則を深く学ぶのに最適です。悩みや苦しみを抱える人、どうしても実現したい願望がある人にとって自分の人生を力強く後押ししてくれる内容に勇気づけられるはず!

今回は本書の主要なポイントを中心に、世界観・方法・この本の読み方の3点からご紹介していきます!

スポンサーリンク

エイブラハムの世界観って?

エイブラハムの提唱する世界観を理解しておきましょう。

そもそもエイブラハムとは、エスター・ヒックス(妻)がチャネリングによって交流できるようになった知性の集合体とされ、見えない世界の存在が私たちにメッセージをもたらすかたちで本書は話が進んでいきます。

私たちの感情と「内なる存在」

この世界には非物質世界とソースエネルギーと呼ばれる巨大な存在がある、という世界観から話が始まります。

このソースエネルギーは私たちの内側に流れ込んでいて、この個人的なソースエネルギーのことを内なる存在と呼んでいます。("ハイヤーセルフ"や"魂"に相当するようです)

人が真の導きを得るにはこの「内なる存在」を認識することが大切。この「内なる存在」とのズレの指標が感情であり、もしズレていればネガティブ感情が経験さるでしょう(本書p.70)。

明るく前向きな感情で何かに熱心になっているのなら「内なる存在」と一致・調和している、というのがここでのポイントです。

常に働き続ける引き寄せの法則

そのような非物質世界とともに、似た物を引き寄せ合ったり類が友を呼ぶというような現象を起こし続ける引き寄せの法則と呼ばれる法則が存在します。

これは思考のような非物質にも働き、思考を向けたものが経験に引き寄せられるから、望むと望まざるにかかわらず現実は自分自身で創造している、また意識を向けた対象が波動(≒思考と感情)に取り込まれその波動に引き寄せの法則が作用する(p.65)。

望んでいるかどうかに関係なく考えるだけで引き寄せるので、ネガティブな思考であっても自分の経験に持ち込まれてしまいます。「そんな経験はしたくない!」というノーの意思表示は引き寄せには通じないというのです。

エイブラハムの世界観と引き寄せの法則について、手短にまとめると次のようになります。

  • 私たちは見えないソースエネルギーから伸びる最先端の存在だ。引き寄せの法則によって内面世界と外界は調和するようにできているから、思考と注意を向けることで自分の現実・人生経験が創造される。

興味深い考え方ですね。では続いて、願望実現の方法もチェックしてみましょう。

スポンサーリンク

願望を実現する方法は?

考える少年

エイブラハムは波動(≒思考と感情)を重視します。

つまり、不適切な波動(思考と感情)を修正し、関心を正しく向けることによって願望実現を促すのですが、具体的には意図的な創造の方法論許容し可能にする術に分かれていますので、見ていきましょう。

意図的な創造の方法論って?

これは引き寄せの法則を積極的に活用しようという内容です。

心地よい気分になって願望を明言し、自分が実現してほしいことに焦点を当てて想像していくプロセスですね。具体的には創造のワークショップという方法があります(p.81~)。

  • 創造のワークショップは一日に15分から20分、邪魔の入らない静かな場所を選んで行う。
  • 落ち着いた、幸せな気分になってから始めること。
  • 人生経験の中で素晴らしかったもの・いいなと思ったもの・好ましい側面を探して新しい人生経験を想像(創造)する。

ふだんの生活で、このワークショップで使えるデータ(情報・経験)が何かないか、常に探して記憶にストックしておきます。「楽しそうだ」「やってみたい」「いいな」と思える願望に関連するデータ(情報や経験)をつねに探し続けるのです。

それをワークショップに持ち込んで最高の新しい人生経験を想像の上で創り上げていくうち、そのエッセンスが経験に引き寄せられてくる(p.83)という願望実現法になっています。

現実化にはビジュアライゼーション(視覚化)やアファメーション(宣言)が大切だと言われていますが、エイブラハムはイメージを固めるための情報収集から重視する点が現実的で好感が持てますね。

許容し可能にする術って?

手放し

エイブラハムの願望実現法で際立っているのが許容し可能にする術

これは「現実化や幸福な生活を妨げるものに抵抗しないで、望むものだけに関わってよいのだ」という考え方・方法のこと。ネガティブな思いを現実化につなげることができる有効な方法なのですが、これを2つに分けて考えるとわかりやすくなります。

1. 自分の望みを許容し可能にする

願いが叶うことそのものへの不信を超えるための方法です。この意味で許容し可能にしていくために、①欠落に焦点を合わせるのでなく、いい気分で望むものに関心を寄せること(p.151)、②新しい信念へ橋を架けていく方法(p.97)の2つがあります。

①はできていない・足りていない・困難である・自分には無理だという考え方に落ち込むのをやめ、すでに願いが実現されている状態を想像して、それを実感していくことです。

②は考え方を少しずつ修正していく方法。「病気が悪化するかもしれない」と恐れている人がいたら、その考えをいったん認めたうえで「悪くなりたくはない」「全員が悪化するわけではない」「良くなる可能性はある」「快方に向かうことを望む」という風に少しずつ心地よい思考を選択します。

願望があっても可能性を信じ切れないこともありますが、それを緩和して克服し、最終的に願いを叶えることができるようしていく方法だと言えます。

2. 他者との関係で許容し可能にする

私たちがもし攻撃され・侵害され・不利益を被る可能性があれば、恐怖や不安に基づいていろんな物事に抵抗したり反対したりし続けなければいけません。

でも私たちは引き寄せの法則を知っていて、自分で感情と思考を選べば望むものを手に入れられることを知っています。だから、他人の言動や状況に不満を見つけて抗議しなくても、自分が選びたいものを選べば自分の現実に取って代わることを知っています(p.204~)。

ネガティブに対応しない自由を得ること、賛成しないものを避けて賛成するものを実現する自由を得ること。

これが許容し可能にする術です。

私は自分のありのままの喜びを感じて楽しんでよいし、他の人もそのままでOKだ、と認める。他人をコントロールしようとして四苦八苦するのではなくて、自分の願望に基づいて人と調和的に生きることができる在り方をエイブラハムは提案してくれているのです。

この本をどう読めばいいか?(まとめ)

本書をざっくりまとめると、

「良い感情で思考すれば引き寄せられるから、情報を集めて願いを明確にしよう。そして願いに基づく理想にしっかり関心を向けていれば願いは叶う。不快な事柄は許容し可能にし、毎日楽しくやっていこう!」

という内容でした。

エイブラハム(ヒックス夫妻)は近年の「引き寄せの法則」の原点であり、体系立った思想と方法が非常に優れています。

引き寄せの法則という前提があって、それを活用する方法(意図的な創造の方法論)があって、さらに抵抗を取り除く術(許容し可能にする術)で補完されるエイブラハムの考え方は本当に見事です。本書を読む際にはこの3つの関連性に注意しながら読むと理解が深まります

また、エイブラハムは許容し可能にする術の価値を特に強調します。

友よ、言っておこう。「許容し可能にすること」は、はるかに続く現在の中で達成することができる最も輝かしい在り方だ。いったん「許容し可能にする者」になれば、あとはひたすら上昇のスパイラルが続く。もうバランスを崩してあなたを引き下ろすネガティブな感情はない。

p.258

周りに悪態をついてしまうとか、ネガティブ思考で現実がディストピアに見えている人にとっては本書は万能薬となり、「望みがぜんぜん思い浮かばない」「実現できる気がしない」という、現実化の壁にぶつかった人の最良の手引になるでしょう。

エイブラハムの話は自由なので本の中で迷子になることもありますが、そのときはこの記事を参考にしがら読み返してみてくださいね!

最後までお読みいただきありがとうございました。

参考

エスター・ヒックス,ジェリー・ヒックス(2007)エイブラハムとの対話(吉田利子訳)SBクリエイティブ

スポンサーリンク