【書籍紹介】引き寄せの法則の原点!『エイブラハムとの対話』の内容を詳しく!

2020年3月31日

エイブラハムとの対話

引き寄せの法則の"原点"として知られているヒックス夫妻と「エイブラハム」

引き寄せを詳しく知りたいと思う人にとっての金字塔であり代表的著作『エイブラハムとの対話』(SBクリエイティブ)は、完成度の高い知と実践の体系が最大の見どころになっています。

他の書籍に比べてスピリチュアル色が控えめで読みやすく、引き寄せの法則をより深く学ぶのに最適です。悩みや苦しみを抱える人、どうしても実現したい願望がある人にとって自分の人生を力強く後押ししてくれる内容になっています。

本書の主要なポイントを中心に、世界観・方法・この本の読み方の3点からご紹介していきます!

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エイブラハムの世界観って?

まずはエイブラハムの提唱する世界観を見ていくことにしましょう。

エイブラハムはエスター・ヒックス(妻)がチャネリングによって交流できるようになった知性の集合体とされ、見えない世界の存在が私たちにメッセージをもたらすかたちで本書は話が進んでいきます。

引き寄せというのはどうやって成立するのか、どうしてそんなことが起きるのかを学んでいきましょう。

私たちの感情と「内なる存在」

この世界には非物質世界とソースエネルギーと呼ばれる巨大な存在がある、という世界観から始まります。

このソースエネルギーが私たちの内面に流れ込んでいるのですが、この個人的なソースエネルギーのことを内なる存在と呼んでいます。("ハイヤーセルフ"や"魂"に相当するようです)

人が真の導きを得るにはこの「内なる存在」を認識することが大切。この「内なる存在」とのズレの指標が感情であり、もしズレていればネガティブ感情が経験されます(本書p.70)。

明るく前向きな感情で何かに熱心になっているのなら「内なる存在」と一致・調和していて、そこから導きを受けることもあるようです(p.73)。

常に働き続ける引き寄せの法則

そのような世界観とともに、似た物を引き寄せ合ったり類が友を呼ぶというような現象が起こし続ける力、引き寄せの法則と呼ばれる、物質・非物質を支配する法則が存在します。

思考のような非物質にも働き、思考を向けたものが経験に引き寄せられるから、望むと望まざるにかかわらず現実は自分自身で創造しているのだ、というのがここでの話のエッセンス。

エイブラハムの世界観では、意識を向けた対象が波動(思考と感情)に取り込まれ、その波動に引き寄せの法則が作用します(p.65)。

望んでいるかどうかは別にして考えるだけで引き寄せますから、ネガティブな思考でさ自分の経験の中に持ち込まれてしまいます。「そんな経験はしたくない!」というノーの意思表示は引き寄せには通じないというのがポイントです。

以上の事柄をまとめつつ補足すると次のようになります。

  • 私たちは見えないソースエネルギーから伸びる最先端にある存在であり、引き寄せの法則によって内面世界が外界と調和するようにできているこの世界では、思考と注意を向けるものが自分の現実・人生経験として創造される。

これがエイブラハムのおおまかな世界観ですね。

では続いて、願望実現の方法をチェックしていきましょう。

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どうやって願望を実現するの?

考える少年

実エイブラハムは波動(≒思考と感情)を重視します。積極的に関心を振り向けることによって願望を実現したり、不適切な波動(思考と感情)を修正することで願望実現を促します。

大きく意図的な創造の方法論許容し可能にする術に分かれているので、ひとつずつ見ていきましょう。

意図的な創造の方法論って?

引き寄せの法則を積極的に活用しようというのが意図的な創造の方法論。

心地よい気分になってから願望を明言し、自分が実現してほしいことに焦点を当てて想像していくプロセスです。

エイブラハムは特に注意を向けたものが経験として現れてくることを強調しています。望まないものではなく、望むものに注意を向け続けることが引き寄せるための第一歩。

そして、ふだん集めている願望に関連するデータ(情報や経験)を思い返し、あれこれ想像し続けていくうちに「これだ!」と思えるイメージに思い当るはずです。このようなプロセスは創造のワークショップと呼ばれます(p.81~)。

このワークショップでのあなたの仕事は、人とのつきあいやさまざまな物理的な環境を通じて、実生活の経験から集めたデータを吸収し、同化することだ。ここであなたは集めたデータを基に、あなたが満足できる楽しい自画像を作り上げる作業をする。…(中略)…すると、その自画像を出発点として、いいなと思ったもののエッセンスが経験に引き寄せられてくる。

本書pp.82-83

現実化のためにはビジュアライゼーション(視覚化)やアファメーション(宣言)が大切だと言われていますが、エイブラハムはそのイメージを固めるための情報収集から重視します。現実的で好感が持てますね。

>>引き寄せの法則 ビジュアライゼーションのやり方は?

>>引き寄せの法則 アファメーションのやり方とコツ!

許容し可能にする術って?

手放し

エイブラハムの願望実現法のもっとも重要な柱が許容し可能にする術

ざっくり言えば「願望実現や幸福な生活を妨げるものに抵抗せず、望むものだけに関わってよいのだ」という考え方・方法のこと。

具体的に理解するために2つに分けて考えてみましょう。

1つ目。自分が願いを持つとき「それは叶わないのではないか」という不安や疑いの気持ちが生まれることがありますが、それを可能にしていくための方法、それが許容し可能にする術です(p.151など)。

2つ目。他者とのかかわりの中で望むものを選択し、望まないものに対応しない自由を得ること、それが許容し可能にする術(p.204~)。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

自分の望みを許容し可能にする

願いが叶うことそのものへの不信を超えるための方法です。この意味で許容し可能にしていくためには①欠落に焦点を合わせるのでなく、いい気分で望むものに関心を寄せること(p.151)、②新しい信念へ橋を架けていく方法(p.97)の2つがあります。

①はできていない・足りていない・困難である・不可能だという考え方に落ち込むのをやめ、すでに願望が実現されている状態を想像して、それを実感していくことです。

②は考え方を少しずつ修正していく方法。「またインフルエンザにかかるかもしれない」と恐れている人がいるなら、「この季節はインフルエンザにかかりやすい」と認めたうえで、「~にかかりたくない」「かからないことを望む」「全員がインフルエンザにかかるわけではない」「それを経験しなければならない必然性はない」などという風に少しでも心地よい思考を選択していきます。

願望があっても可能性を信じ切れないこともありますよね。現代人は「知ること」「確かめること」に偏重しすぎていて、未知の事柄や不確実な事柄を信じることに慣れていません。ですが、これは繰り返せばできるようになりますから、楽しんで続けていきたいですね。

他者との関係で許容し可能にする

私たちがもし自分が攻撃され・侵害され・不利益を被る可能性があれば、恐怖や不安からいろんな物事に抵抗したり反対したりし続けなければいけません。

でも私たちは引き寄せの法則を知っていて、自分で感情と思考を選べば望むものを手に入れられることを知っています。だから、他人の言動や状況に不満を見つけて抗議する必要はなく自分が選びたいものを選べば、自分の現実に取って代わることを知っています(p.204~)。

ネガティブに対応しない自由を得ること、賛成しないものを避けて賛成するものを実現できる自由を得ること。これが許容し可能にする術です。

私は自分のありのままの喜びを感じて楽しんでよいし、他の人もそのままでOKだ、と認める。他人をコントロールしようとして四苦八苦するのではなくて、自分の願望に基づいて人と調和的に生きることができる在り方をエイブラハムは提案してくれているのです。

許容し可能にする術のまとめ記事はこちら↓

 

この本をどう読めばいいか?(まとめ)

本書をざっくりまとめると「良い感情で思考すれば引き寄せられるから、情報を集めて願望を明確に、理想にしっかり焦点を定めていればOK。不快な事柄は放っておいて毎日楽しくやっていこう」という内容でした。

エイブラハム(ヒックス夫妻)は近年の「引き寄せの法則」の原点であり、体系立った思想と方法を提案してくれる点で優れています。

引き寄せの法則という前提があり、それを活用する方法(意図的な創造の方法論)があり、さらに抵抗を取り除く術(許容し可能にする術)で補完されるエイブラハムの考え方は本当に見事です。本書を読む際にはこの3つの関連性に注意しながら読むと理解が深まるのではないでしょうか。

また、エイブラハムは許容し可能にする術の価値を特に強調していますね。

友よ、言っておこう。「許容し可能にすること」は、はるかに続く現在の中で達成することができる最も輝かしい在り方だ。いったん「許容し可能にする者」になれば、あとはひたすら上昇のスパイラルが続く。もうバランスを崩してあなたを引き下ろすネガティブな感情はない。

p.258

周りに悪態をついてしまうとか、ネガティブな思考で現実がディストピアに見えている人にとっては万能薬となり、「願望なんてぜんぜん浮かばない」「実現できる気がしない」という風に引き寄せの壁にぶつかった人には最良の手引書になるでしょう。

エイブラハムの話はちょっと自由過ぎるので本の中で迷子になるときもありますが、そのときはこの記事を参考にしがら読み返してみてくださいね。

参考

エスター・ヒックス,ジェリー・ヒックス(2007)エイブラハムとの対話(吉田利子訳)SBクリエイティブ

 

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